USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は14日、2021年8月期第1四半期(20年9月-11月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比5.5%増の500.54億円、営業利益が同23.2%増の40.91億円、経常利益が同41.9%増の39.34億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同62.2%増の23.74億円となった。



店舗サービス事業の売上高は前年同期比7.2%減の138.02億円、営業利益は同8.3%減の23.55億円となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴い、飲食店に特化した「メディア事業」を「店舗サービス事業」に統合し、更に、飲食店へ向けた総合的な支援を行うことを目的とした新会社USEN FB Innovationを設立した。USENでは、「USEN IoT PLATFORM」の提供を開始し、無線通信と業務機器を最新テクノロジーでワンストップに提供している。また、顧客の関心が高い「非対面・非接触」のテーマでは、「UレジTicket&Pay」の販売を開始した。



通信事業の売上高は前年同期比13.1%増の119.16億円、営業利益は同6.8%増の9.90億円となった。小規模事業者向けを中心とした法人向けICTサービスの新規獲得活動及びランニング売上拡大に向けて注力している自社光回線等の獲得が順調に推移しており、収益の安定化へのシフトを図っている。



業務用システム事業の売上高は前年同期比22.4%減の40.07億円、営業利益は同45.8%減の4.83億円となった。新型コロナウイルス感染拡大に伴いホテル市場は依然として厳しい状況が続いており、同社の事業活動に影響を及ぼしている。しかしながら、これまで自動精算機等の省人化・省力化を必要としていなかったホテル、ゴルフ場や店舗等においても、「非対面・非接触」というニーズの発生を受けて新たなビジネスチャンスであるととらえ、積極的なアプローチを行った。また、病院市場においては、マイナンバーカードを活用した医療保険のオンライン資格確認が2021年3月より運用開始されるが、資格確認に対応したカードリーダー「マイナタッチ」が推奨機器の1つに選定されたことから、今までアプローチができていなかった個人病院をはじめとする小規模病院、歯科、調剤薬局等に積極的な提案・広報活動を行い、新たな市場の創造に取り組んだ。



コンテンツ配信事業の売上高は前年同期比43.1%増の142.93億円、営業利益は同308.2%増の17.53億円となった。映像配信サービスの市場が活性化する中、引き続きユーザーエクスペリエンスの改良、コンテンツの拡充、マーケットの開拓を進めており、新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の高まりも受けて契約者数は順調に推移している。



エネルギー事業の売上高は前年同期比9.9%減の67.92億円、営業利益は0.64億円(前年同期は0.15億円の損失)となった。高圧・低圧の全体供給契約数は純増となったが、高圧帯においては市場競争環境の激化と価格競争力の相対的な低下により、契約者の維持・獲得に取り組んだ。



2021年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比4.6%増の2,020.00億円、営業利益が同1.1%増の110.00億円、経常利益が同1.1%増の102.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.8%増の50.00億円とする期初計画を据え置いている。