ダイコク電機<6430>は10日、2021年3月期第3四半期(20年4月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比33.9%減の179.07億円、営業利益が同71.6%減の5.14億円、経常利益が同58.1%減の8.31億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同59.3%減の5.19億円となった。



情報システム事業の売上高は前年同期比37.6%減の137.56億円、セグメント利益は同47.9%減の16.98億円となった。コロナ禍のなか、2020年9月に実施した業界初となるオンライン形式の「MIRAIGATE2020 Web展示会&セミナー」において、新型コロナウイルス感染症対策や「遊タイム」搭載パチンコ遊技機の最適なデータ表示等の各提案に多くのパチンコホール経営企業より賛同を得て、10月以降のAIホールコンピュータ「X(カイ)」のシステムアップやファン向け情報端末の導入は順調に推移した。しかし例年繁忙期となるはずの年末商戦は、新型コロナウイルス感染症の再拡大の懸念が広がり、パチンコホールの新店計画や改装工事の多くは延期または中止になるなど、パチンコホール経営企業の設備投資は一転して慎重な姿勢となり、主要製品であるCRユニットやファン向け情報端末の販売は前年同期を下回った。



制御システム事業の売上高は前年同期比18.0%減の41.55億円、セグメント損失は0.85億円(前年同期は0.80億円の損失)となった。パチンコホールにおいて2020年4月から5月にかけて新型コロナウイルス感染症の拡大を防ぐための休業や時短営業が行われ、その後の稼動状況の回復も鈍化していることもあり、各遊技機メーカーの新作タイトルの販売は延期され、市場全体のパチンコ遊技機販売台数は大きく減少した。当事業も部品販売は前年並みとなったが、表示ユニット、制御ユニットの販売は前年同期を下回った。



2021年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比15.0%減の280.00億円、営業利益が同72.1%減の4.00億円、経常利益が同70.1%減の5.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同71.7%減の3.00億円とする期初計画を据え置いている。