エルテス<3967>は13日、2021年2月期連結決算を発表した。売上高が前期比1.3%増の19.89億円、営業損失が3.33億円(前期は1.86億円の利益)、経常損失が3.57億円(同1.74億円の利益)、親会社株主に帰属する当期純損失が5.29億円(同0.86億円の利益)となった。



デジタルリスク事業の売上高は前期比6.5%減の17.45億円、営業利益は同47.3%減の3.42億円となった。ソーシャルリスクサービスは、新型コロナウイルス感染症に関する風評懸念などによる需要増が一部で見られたが、緊急事態宣言前後における経済活動の停滞による新規受注の減少や、サービス業などが外出自粛による企業活動の停滞に対応するためのコスト削減などの影響による解約の増加により、売上高が減少した。内部脅威検知サービスは、国内大手企業から中小企業まで幅広くニーズが増大したが、カウンターパートとする情報システム部門の繁忙による営業活動の停滞により、受注数は伸び悩んだ。一方で、提供体制を強化するための人材採用を行い、AIリスク管理プラットフォームの提供を開始するなどサービスの拡充を進めている。



AIセキュリティ事業の売上高は前期比185.9%増の2.03億円、営業損失は同0.50億円(前期は0.17億円の損失)となった。人材採用等を積極的に実施し、従来型の人的警備で発生する課題や問題点を発見し、それを解決するためのサービス開発に投資した。また2020年12月には、アサヒ安全業務社とその完全子会社であるS&T OUTCOMESが連結子会社となった。

DX推進事業の売上高は前期比40.5%増の0.43億円、営業損失は同1.01億円(前期は0.27億円の損失)となった。エストニア企業との連携による、分散型データベース技術及び本人認証技術導入支援を継続して取り組む一方、2020年12月にJAPANDXを設立し、デジタルガバメント領域に本格的に進出することとした。



2022年2月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比50.8%増の30.00億円、営業利益が1.00億円、経常利益が0.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益が0.40億円を見込んでいる。



また、同日、中期経営計画「The Road To 2024」を発表した。事業構造を変革し、デジタル技術を軸としたユニークな事業基盤を構築することをコンセプトに、2024年2月期に売上高70.00億円(2021年2月期比3.5倍)、EBITDA10.00億円を目標としている。