システムインテグレータ<3826>は14日、2021年2月期決算を発表した。売上高が前期比6.5%減の42.58億円、営業利益が同37.0%減の4.16億円、経常利益が同36.2%減の4.23億円、当期純利益が同36.1%減の2.93億円となった。



Object Browser事業の売上高は前期比14.4%減の6.57億円、営業利益は同31.7%減の2.23億円となった。主力製品である「SI Object Browser」の市場が、新型コロナウイルス感染拡大による経済活動縮小の影響を受けたことと、「SI Object Browser PM」のクラウドサービス型事業への転換に伴う一時的な売上高の減少の影響があった。



E-Commerce事業の売上高は前期比0.2%増の8.31億円、営業利益は同3.0%増の2.12億円となった。当期は、第三者機関によるセキュリティ診断を受けた「SI Web Shopping Ver.12.8」を2020年6月1日にリリースし、本製品の強みである「堅牢なセキュリティ」を更に強化している。また、「SI Web ShoppingVer.12.9」では、キャッシュレス決済サービス「PayPay」に標準連携し、さらに機能拡充を続けて「SI Web Shopping Ver.12.10」をリリースしている。



ERP・AI事業の売上高は前期比6.2%減の27.33億円、営業利益は同82.6%減の0.31億円となった。ERP事業は順調に事業拡大をしているが、当期は第2四半期累計期間に発生した不採算案件の影響を大きく受けた。このプロジェクトは品質確保のため体制強化した上で、顧客とスケジュール調整を行って稼働時期を延伸し、以降は順調に推移している。AI事業は、ディープラーニング技術を利用した異常検知システム「AISI∀ Anomaly Detection(アイシアAD)」の事業をERP事業と統合して、ERPビジネスで蓄積された業務ノウハウを武器に製造業へのAIビジネスを展開している。



2022年2月期通期の業績予想については、売上高が前期比13.9%増の48.50億円、営業利益が同51.2%増の6.30億円、経常利益が同50.1%増の6.36億円、当期純利益が同51.8%増の4.45億円を見込んでいる。



また、同日、2021年度をスタートとする新たな中期経営計画の策定を発表した。業績目標としては、2022年度からはコロナショックの影響もなくなるものと見込み、売上高成長率は13.4%、経常利益は前期比22.0%増、2023年度は、売上高成長率は12.7%、経常利益は前期比24.5%増を計画している。