オンコリスバイオファーマ<4588>は7日、2021年12月期第1四半期(21年1月-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比10.9%減の0.62億円、営業損失が3.49億円(前年同期は2.87億円の損失)、経常損失が3.49億円(同2.85億円の損失)、四半期純損失が3.50億円(同2.86億円の損失)となった。



当第1四半期の創薬事業において、がんのウイルス療法テロメライシンは、ライセンス先である中外製薬<4519>によって、日本国内での食道がんへの開発に続き、肝細胞がんを対象とした臨床試験においても第1例目の投与が開始された。また、中外製薬によって、食道がんを対象とした化学放射線療法併用の臨床試験の患者の募集も既に国内で開始されている。一方、同社においては、米国での食道がんを対象とした化学放射線療法の臨床試験の患者の募集を開始しており、2021年上半期に第1例目の投与開始を見込んでいる。さらに、新型コロナウイルス感染症治療薬OBP-2011においては、治験薬原薬のGMP製造を岩城製薬へ委託することを決定し、2022年の治験申請を目指した活動を推進している。また、がん検査薬テロメスキャンにおいては、順天堂大学との臨床研究を推進させた。



2021年12月期通期の業績予想については、売上高が前期比111.4%増〜222.9%増の3.50億円〜7.00億円、営業損失が20.00億円〜16.50億円、経常損失が20.00億円〜16.50億円、当期純損失が20.00億円〜16.50億円とする期初計画を据え置いている。



なお、同社は6日、テロメライシンの頭頸部がんを対象とした米国Phase2医師主導治験について、第一例目の患者への投与が開始されたことを発表している。