ナノキャリア<4571>は20日、米国で軟部肉腫を対象としてPhaseI/IIを実施しているNC-6300の血管肉腫に絞った追加臨床試験データについて、6月に開催される米国臨床腫瘍学会(ASCO)で発表することを発表。



19日に公開された概要によると、Expansion Cohortに登録された血管肉腫10例中3例がPR(奏効)をし、奏効率(ORR)30%、無増悪生存期間(PFS)中央値5.4か月であった。また、先に米国で実施されたPhaseIbで登録された血管肉腫患者2例を加えると、ORRは42%、PFS中央値は7.3か月であった。同試験は、現在も一部のPRの患者に対する治験薬の投与が継続している。



NC-6300は、希少がんである軟部肉腫を対象に米国にてオーファンドラッグ指定を受けている。同社は、有効な治療法がない血管肉腫に対し日常診療で使用されているパクリタキセルの臨床試験結果として公表されているORR19%、PFS4か月と比較して良好であったと受け止めており、治療法のない領域における新たな医薬品の提供を目指すとしている。



同社は、引き続きミセル化ナノ粒子製剤の価値を高め、ライセンス活動などに尽力するとしている。