■SFPホールディングス<3198>のコロナ禍の取り組み



1. 安心安全な店づくり

新型コロナウイルス感染の予防対策として「大切なお客様へ〜10の取り組み」を策定し、従業員のマスク着用やアルコール消毒液による店内消毒、アクリル板を設置しての飛沫感染防止策など、店舗の衛生管理を徹底して継続していく。



2. メニュー見直しによるロス削減

「磯丸水産」のグランドメニューの見直しにより、食材ロスの削減、オペレーションの改善を行い、効率的な店舗運営を実現する。



3. テイクアウトの拡充・デリバリーの開始(2020年5月〜)

従来の丼物を中心としたテイクアウトメニューに加え、浜焼き・オードブル・弁当などを大幅拡充。さらには「磯丸水産」や「鳥良商店」において、テイクアウトサービス「LINEポケオ」、デリバリーサービス「Uber Eats」「出前館」を導入した。コロナ禍をきっかけとした新たな需要を取り込み、店舗売上高の5〜10%を占める状況にまで伸びてきたようだ。



4. デリバリー専業店の展開(2020年7月〜)

直営既存店のキッチンを活用したデリバリー専業店の展開を開始した。うなぎをリーズナブルに提供する「うなぎの岡島」を7月21日より、ジューシーで大きなからあげを提供する「からあげ専門店 巨匠の食卓」を9月1日より展開。「Uber Eats」「出前館」より注文することができる。オペレーションの追加的な負荷が少なく、売上高の上乗せ要因として順調に立ち上がってきた。



さらには、デリバリー専業店「うなぎの岡島」及び「からあげ専門店 巨匠の食卓」が既存店舗とコラボレーション(併設)してリニューアルオープン。今まではデリバリーでしか味わえなかったメニューがイートイン及びテイクアウトでも利用可能となった。現在の併設店舗数は、「からあげ専門店 巨匠の食卓」が4店舗、「うなぎの岡島」が1店舗となっている。



5. 食事性を強めた業態の出店(2021年3月〜)

今期に入ってからは、「磯丸水産」の既存店舗を、新鮮な刺身定食、海鮮丼、焼き魚定食など多種多様なメニューを提供するめし処「磯丸水産食堂」としてリニューアルすると、寿司・天ぷら・刺身と品揃え豊富な大衆寿司酒場「町鮨とろたく」を新たに出店。食事性を強めた業態への取り組みとして、今後の動向が注目される。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)