■業績動向



3. 財務状況と経営指標

G-7ホールディングス<7508>の2021年3月期の総資産は前期末比3,505百万円増加の51,391百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産は現金及び預金が206百万円減少した一方で、事業拡大によりたな卸資産が915百万円増加した。また、固定資産は主にM&Aの実施によって有形固定資産が1,701百万円増加したほか、のれんが449百万円、敷金及び保証金が805百万円それぞれ増加した。



負債合計は前期末比4,260百万円増加の30,128百万円となった。有利子負債は48百万円減少したが、事業拡大により買掛金が1,554百万円、未払法人税等が1,396百万円それぞれ増加したことが主因となっている。また、純資産は同755百万円減少の21,263百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益4,855百万円を計上した一方で、配当金1,118百万円を支出し、また、自己株式の取得(4,816百万円)及び消却を実施したことが主因となっている。



経営指標を見ると、自己株式の取得及び消却を実施したことで自己資本が減少したことにより、自己資本比率が前期末比4.8ポイント低下の41.1%となり、有利子負債比率は同1.6 ポイント上昇の44.1%となったが、ネットキャッシュ(現金及び預金−有利子負債)は同158百万円減の6,959百万円と引き続き潤沢にあり、財務内容は引き続き健全な状態にあると判断される。同社のキャッシュ・フローの状況を見ると、毎期安定してフリーキャッシュ・フローが黒字で推移しており、財務の健全性を維持しながら新規出店やM&Aなどの投資を行い、事業を拡大してきたことがうかがえる。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)