■業績動向



1. 2021年9月期第2四半期累計業績の概要

インタースペース<2122>の2021年9月期第2四半期累計の連結業績は、売上高が前年同期比15.5%減の11,155百万円、営業利益が同57.0%減の136百万円、経常利益が同25.2%減の211百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同13.7%減の137百万円と減収減益決算となった。メディア運営事業は「ママスタ」を中心に好調に推移したものの、インターネット広告事業で前期業績に大きく貢献した大型プロモーション案件が一巡したこと、コロナ禍の影響が2021年に入ってからも続いており、美容・エステなどサービス業界からの広告出稿低迷が長期化していることが要因だ。



期初計画比で見ると、コロナ禍の影響により売上高で7.8%、営業利益で14.7%下回ったが、営業外収支の改善により経常利益、親会社株主に帰属する四半期純利益についてはそれぞれ30%以上の上振れとなった。ベトナムの持分法適用会社の収益拡大により、持分法による投資利益20百万円を計上したほか、投資事業組合運用益が前年同期比で29百万円増加したこと、前年同期に発生した為替差損37百万円がなくなったことなどが改善要因となった。



売上原価率は、売上構成比の変化により前年同期比2.9ポイント改善して78.0%となった。一方、販管費率は同4.0ポイント上昇の20.7%となり、金額ベースでも104百万円増加した。増減の内訳を見ると、固定費についてはテレワーク体制の導入に伴う本社オフィス縮小などにより、前年同期比で61百万円減少したものの、ストアフロント事業における継続課金型商材の売上増加に連動した決済手数料が149百万円増加したほか、広告宣伝費が16百万円増加したことによる。また、第2四半期末の連結従業員数は前年同期末比1名減の440名となった。



四半期業績の推移を見ると、2021年9月期の第1四半期を底に第2四半期は前年第4四半期比で増収増益となるなど業績トレンドとしては回復に向かっている。なお、第2四半期でも前年同期比で減収減益となっているものの、特定の大型プロモーション案件の影響を除けば、ほぼ横ばい水準に戻ったと見られる。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)