■飯野海運<9119>の株主還元策



1. 配当は安定的かつ連結配当性向30%を基準とした業績連動方式

利益配分に関しては、海運業の業績が市況に大きく左右されるため、従来は財務体質の強化と必要な内部留保の充実、及び今後の経営環境の見通しに十分配慮して、年間8円〜12円の安定配当を目指すことを基本方針としていたが、中期経営計画策定に合わせて2021年3月期から、安定的かつ連結配当性向30%を基準とした業績連動方式の配当に移行した。配当額と利益成長の連動性を明確化し、業績の向上並びに配当の増額を目指すとしている。



この基本方針に基づいて2021年3月期の1株当たり配当は、前期比10円増配の年間22円(第2四半期末6円、期末16円)とし、配当性向は30.4%であった。2022年3月期の1株当たり配当予想は、前期比5円減配の年間17円(第2四半期末8円、期末9円)としている。予想配当性向は30.0%となる。



2. 株主優待制度

また2020年11月には株主優待制度の導入を発表している。毎年3月31日時点で500株以上保有株主に対して、保有株式数に応じて株主優待ポイント(1ポイント=1円相当で、500株以上1,000株未満は2,000ポイント、1,000株以上は4,000ポイント)を贈呈する。株主優待ポイントは優待商品カタログの中から選択・交換できる。2021年3月31日対象から開始した。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)