■今期の見通し



ムサシ<7521>の2022年3月期通期の連結業績は、売上高37,058百万円(前期比22.5%増)、営業利益1,016百万円(前期は97百万円の損失)、経常利益1,045百万円(同24百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純利益574百万円(同28百万円の損失)と予想されている。主力の選挙システム事業において、任期満了(または解散)による衆議院選挙の実施が見込まれるため大幅増収を予想。その他事業もコロナ禍からの回復もあり増収が予想されている。増収に伴い、経常利益は1,045百万円と回復見込み。



分野別では、情報・印刷・産業システム機材はコロナ禍の影響から回復し売上高20,982百万円(前期比15.4%増)が見込まれている。金融汎用・選挙システム機材は、衆議院選挙が実施される見込みであることから売上高は6,672百万円(同91.1%増)と急回復予想。紙・紙加工品はコロナ禍の影響から通常レベルに戻るため売上高は9,129百万円(同9.8%増)を見込んでいる。注目されるメディアコンバート事業の売上高は3,954百万円(前期比1.6%減)とほぼ前期並みの予想だが、これは前期に堅調に推移した官公庁向けの需要が読めないことと、同社の営業力を今期は大型受注が期待できる選挙システムに振り向けるためである。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)