USEN-NEXT HOLDINGS<9418>は8日、2021年8月期第3四半期(20年9月-21年5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.3%増の1,538.69億円、営業利益が同49.0%増の125.41億円、経常利益が同61.8%増の119.30億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同109.8%増の66.94億円となった。



店舗サービス事業の売上高は前年同期比1.6%減の420.03億円、営業利益は同2.0%減の70.50億円となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響があるなか、飲食店が必要とするニーズの把握とスピード感のあるサービスの提供に注力するとともに、USENでは、「Uレジ」や「Uペイ」と同時に「USEN IoT PLATFORM」の拡販に注力した。また、顧客の関心が高い「非対面・非接触」、「省人化」のテーマでは、「UレジTicket&Pay」や、配膳・運搬ロボット「Servi」の導入開始等、店舗における一連の接客の非接触化を実現し、省人化にも寄与している。



通信事業の売上高は前年同期比13.9%増の369.57億円、営業利益は同13.0%増の34.29億円となった。中小規模事業者向けを中心としたブロードバンドインターネット回線販売代理の新規獲得活動が堅調に推移した。また、光回線「USEN光plus」等の獲得も順調に推移したことにより、ワンショット型の手数料獲得モデルからランニング収益獲得モデルへのシフトを図っている。



業務用システム事業の売上高は前年同期比17.5%減の130.86億円、営業利益は同31.7%減の20.11億円となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響があるなか、これまで自動精算機等の省人化・省力化を必要としていなかったホテル、ゴルフ場や店舗等においても、「非対面・非接触」というニーズの発生を受けて、大きなビジネスチャンスであるととらえ、積極的なアプローチを行ってきた。また、病院市場においては、マイナンバーカードを活用した医療保険のオンライン資格確認が2021年10月までに本格運用開始され、資格確認に対応したカードリーダー「Sma-paマイナタッチ」が推奨機器の1つに選定されたことから、今までアプローチができていなかったクリニック施設や小規模病院、歯科、調剤薬局等に積極的な提案・広報活動を行い、新たな市場の創造に取り組んだ。



コンテンツ配信事業の売上高は前年同期比35.8%増の440.55億円、営業利益は47.23億円(前年同期は営業損失0.43億円)となった。映像配信サービスの市場が活性化する中、新型コロナウイルス感染拡大の影響による「巣ごもり」需要の高まりも相まって、引き続き順調に契約者数を伸ばしている。



エネルギー事業の売上高は前年同期比7.7%減の202.42億円、営業利益は同283.6%増の3.06億円となった。高圧帯においては市場競争環境の激化と価格競争力が相対的に低下してきている状況にあるものの、グループのシナジーを生かした他商材とのコラボレーションにより、更に魅力的なサービスとして顧客へのエネルギーコスト削減価値を提供していくことに取り組んだ。



2021年8月期通期については、売上高が前期比5.6%増の2,040.00億円、営業利益が同42.4%増の155.00億円、経常利益が同43.7%増の145.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同52.8%増の75.00億円と直近に公表した予想を据え置いている。