■業績動向



3. 財務状況と経営指標

テラスカイ<3915>の2021年2月期末の総資産は前期末比116百万円増加の15,562百万円となった。主な変動要因を見ると、流動資産では現金及び預金が2,691百万円増加したほか、売掛金が307百万円増加した。また、固定資産ではサーバーワークスの株式を一部売却したことにより、投資有価証券が3,070百万円減少したことによる。



負債合計は前期末比782百万円減少の5,107百万円となった。主な変動要因を見ると、未払法人税等が418百万円増加した一方で、有利子負債が142百万円、繰延税金負債が957百万円それぞれ減少した。また、純資産は前期末比898百万円増加の10,454百万円となった。利益剰余金が2,459百万円増加した一方で、サーバーワークス株式の一部売却に伴い、その他有価証券評価差額金が2,158百万円減少した。



経営指標を見ると、純資産の増加に伴い自己資本比率が前期末の58.5%から62.1%へ上昇したほか、有利子負債比率も9.1%から7.0%に低下、ネットキャッシュ(現金及び預金-有利子負債)についても前期末比で2,834百万円増加の5,414百万円となるなど、財務基盤の強化が大幅に進んだ格好となった。また、収益性については多額の株式売却益を計上したことによりROEは前期の14.7%から26.3%に上昇したものの、営業利益率は同7.8%から7.0%に低下し、ROAについても同様に7.2%から5.0%に低下している。同社では旺盛な需要に応えるため、引き続き人材投資を積極的に進めていく方針となっており、まずは売上並びに顧客基盤の拡大を最優先事項として事業を推進していく方針としている。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)