■今後の成長戦略



2. 2022年3月期業績見通し

ミアヘルサ<7688>の2022年3月期の連結業績は、売上高で前期比5.7%増の17,708百万円、営業利益で同17.1%減の267百万円、経常利益で同17.7%減の280百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同22.2%減の372百万円と増収減益を見込んでいる。売上高については保育事業を筆頭にすべての事業で増収となるものの、新規出店費用等の先行投資費用の増加が減益要因となる。ただ、EBITDAでは同2.4%増の721百万円と増益基調が続く見通しだ。また、特別利益として保育園の新規開設(2園)に伴う補助金収入290百万円を計上する予定となっている。全般的に利益計画は保守的な印象が強く、市場環境が悪化しなければ、前期と同様に上振れする可能性はあると弊社では見ている。



事業セグメント別の売上見通しについては、医薬事業が前期比2.1%増の8,910百万円を計画している。薬価改定によるマイナスの影響はあるものの、処方箋枚数の回復によって技術料収入が増加に転じることが増収要因となる。なお、2022年3月期は新規出店で3店舗を計画しているが、売上高への本格寄与は2023年3月期以降になると見られる。



介護事業は前期比9.4%増の3,542百万円を見込む。2020年7月に事業承継した2事業所(グループホーム、小規模多機能ホーム)や、2020年8月に開始した「在宅ホスピス」及び訪問看護事業所(1事業所)、2021年3月に開設したグループホーム等の売上が通年で寄与することが増収要因となる。また、前期に減少したデイサービスの利用者数も、高齢者のワクチン接種が進むなかで、徐々に回復に向かうものと予想される。



保育事業は前期比10.9%増の4,353百万円と2ケタ増収となる見通し。2020年7月に子会社化した東昇商事の売上が通年で寄与することや、前期に開設した3園の園児数が増加すること、2021年4月に開設した3園及び公立保育園の指定管理1園の売上寄与が増収要因となる。なお、2022年4月も新規に2園の認可保育所の開設が既に決まっており、今後も追加される可能性がある。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)