シュッピン<3179>は4日、2022年3月期第1四半期(21年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比56.9%増の91.18億円、営業利益が同527.2%増の6.77億円、経常利益が同440.8%増の7.02億円、四半期純利益が同461.2%増の4.83億円となった。



カメラ事業の売上高は前年同期比40.5%増の58.24億円、セグメント利益は「AIMD」による売上総利益率の改善と販売費及び一般管理費の圧縮により同118.7%増の6.99億円となった。従来のサービスを活用した販売施策の他に、「AIMD」を本格稼働させ、独自機能やサービスを活用したOne to Oneマーケティングと掛け合わせ、一ヶ月での価格変動プッシュ配信が従来の約5倍となる81万件まで増えたことで販売促進に繋げられている。EC売上高は前年同期を大きく上回り、店舗でも回復傾向が現れてきている。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は0.48億円減少し、セグメント利益は0.18億円減少している。



時計事業の売上高は前年同期比115.6%増の29.94億円、セグメント利益は売上総利益率の高い中古売上高の構成が上がり、同437.4%増の1.88億円となった。前年度から継続している人気ブランド「ROLEX」の買取強化による国内最大級の在庫量で、ECサイトでの圧倒的な品揃えによる集客力の向上と店舗ではインバウンド需要の増加も現れ始め、全体の売上高は大きく回復している。また、レディース腕時計専門店「BRILLER」ではSNS中心の情報発信によって認知度も高まり、レディース商品の売上高は順調に増加している。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は1.13億円減少し、セグメント利益は166千円減少している。



筆記具事業の売上高は前年同期比1.8%増の0.87億円、セグメント損失は0.02億円(前年同期は0.07億円の損失)となった。緊急事態宣言発出の中、中古商品化の生産性を上げる為に人員リソースをシフトし、ECサイトでの商品掲載数の増量とタイムリーにその商品を掲載にすることに注力した。また万年筆メーカーとの協業によるオリジナル商品の企画・販売については継続実施して差別化を図った。これらにより、売上高、利益ともに前年同期比では改善できたが、販売費及び一般管理費を補うまでには至らなかった。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は0.02億円減少し、セグメント利益は631千円減少している。



自転車事業の売上高は前年同期比11.6%増の2.12億円、セグメント利益は同86.2%増の0.15億円となった。スマホアプリによる日常的な情報発信や自転車専門サイトでの広告宣伝と依然需要の高いインドアトレーニング関連商品やサイクルコンピューター、人気メーカーの各種パーツの商品仕入に注力し品揃えを充実させた。一方でEC及び店舗ともに売上高は大幅に増加するも、自社ECサイトでの各種施策とコンテンツの拡充によって他社サイトから売上高がシフトされていることで利用手数料等は抑制された。なお、収益認識会計基準等の適用により、売上高は0.01億円減少し、セグメント利益は461千円減少している。



2022年3月期通期の業績予想については、同日、業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比14.3%増(前回予想比1.6%増)の388.31億円、営業利益が同23.7%増(同8.0%増)の19.96億円、経常利益が同23.5%増(同9.9%増)の20.05億円、当期純利益が同27.6%増(同9.8%増)の13.63億円としている。