クリーク・アンド・リバー社<4763>は7日、2022年2月期第2四半期(21年3-月8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比14.0%増の210.35億円、営業利益が同48.2%増の21.57億円、経常利益が同47.3%増の21.73億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同45.4%増の14.06億円となった。



クリエイティブ分野(日本)の売上高は前年同期比16.3%増の144.83億円、セグメント利益(営業利益)は同59.2%増の13.01億円となった。映像・TV・映像技術関連分野においては、当第2四半期はオリンピック・パラリンピックニーズや、通常番組の制作需要を的確に捉え成長した。動画配信サービスへの取り組みとしては、MCN「The Online Creators(OC)」は、新規プロジェクト「Online Creator GAMES」の開始や大手ゲーム会社とゲームソフト・著作物の利用に関する包括的許諾契約を締結するなど、ゲーム分野の強化をはかった。YouTubeクリエイターによる動画の月間総再生回数が順調に増加している他、企業やTV番組のYouTubeチャンネルの運用受託が増加している。ゲーム分野は、同社及び子会社クレイテックワークスにおいて、制作スタジオでの制作受託や、IP(知的財産)を活用した自社開発を推進している。XR(VR/AR/MR)への取り組みは、教育研修やアミューズメント施設、イベント・展示会等ビジネス領域においてハードからコンテンツまで一貫したソリューションの提供を進め、実績を積み重ねている。Web分野においては、企業の需要の高まりを捉えた提案や、全国の拠点を活かしたエリア戦略等により、業容の拡大に努めている。出版分野では、電子書籍取次が、配信数、ダウンロード数が順調に増加した他、「漫画LABO」からはベストセラー作品が誕生した。建築分野では、エージェンシー事業や設計・建築の受託案件が堅調に拡大している。



クリエイティブ分野(韓国)の売上高は前年同期比4.2%増の17.43億円、セグメント利益(営業利益)は0.02億円(前年同期は0.15億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症拡大の影響がありながらも、コンテンツ事業のデジタルコミック(Webtoon)開発を進める等、今後の収益向上へ繋がる仕組みを整え、前年同期を上回って推移した。



医療分野の売上高は前年同期比13.7%増の26.18億円、セグメント利益(営業利益)は同24.0%増の8.26億円となった。新型コロナウイルス感染症の影響により、「レジナビFair」のリアル開催は困難な状況だが、オンライン実施により、収益化へと繋げている。主軸の医師紹介事業は、全国各地での慢性的な人材不足、地域的偏在を背景に医師への高いニーズは継続した。また、全国の新型コロナワクチン接種に対し17拠点を通じて医療機関、自治体、企業に累計で14,000件以上の医師紹介を行う等、前年同期の売上高、セグメント利益を上回った。



会計・法曹分野の売上高は前年同期比2.5%増の10.32億円、セグメント利益(営業利益)は今後の成長に向けた登録促進を行ない同41.4%減の0.39億円となった。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、人材紹介事業においてクライアントの採用選考の遅延や管理部門を採用計画の見直し等の影響から、会計分野はやや回復に遅れているが、法曹分野の業績は持ち直しの傾向を強めている。



その他の事業の売上高は前年同期比13.7%増の11.56億円、セグメント損失(営業損失)は0.14億円(前年同期は0.82億円の損失)となった。子会社リーディング・エッジ社では、エンジニアに対するニーズは旺盛で優秀な人材の確保を積極的に進めている。子会社インター・ベルは、販売職の派遣及び店舗の運営代行業務等を展開し、ポストコロナ社会に向けて、新たなサービス確立に取り組んでいる。子会社プロフェッショナルメディアは、Web・IT・AI業界の総合求人サイト「DXキャリア」の業容拡大に取り組んでいる。子会社VR Japanは、「VR遠隔同時講義システム」や「低遅延VRライブ配信システム」の開発を積極的に推進している。子会社Idrasysでは、独自のAIクラウドプラットフォーム「Forecasting Experience」を通じて、企業のAI活用支援を展開している。子会社CREEK & RIVER Global, Inc.は、SNSプラットフォーム「JURISTERRA」の本格稼働に向けた開発を進めている。子会社Gruneでは、ITコンサルティング、WebアプリケーションやAIシステムの構築を行ない、事業規模の拡大をはかっている。子会社きづきアーキテクトは、「5G技術活用型開発等促進事業」にてスタートアップ支援を行なっている。当第2四半期累計期間における売上高は前年同期を上回って推移し、セグメント利益は投資段階の事業の利益改善等も寄与し、前年同期より改善した。



2022年2月期通期については、売上高が前期比10.7%増の413.00億円、営業利益が同30.7%増の32.00億円、経常利益が同28.7%増の32.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.4%増の19.50億円とする、9月30日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。