システムインテグレータ<3826>は14日、2022年2月期第2四半期(21年3月-8月)決算を発表した。売上高が前年同期比14.4%増の24.62億円、営業利益が同133.0%増の3.27億円、経常利益が同126.0%増の3.29億円、四半期純利益が同106.6%増の2.06億円となった。



Object Browser事業の売上高は前年同期比5.3%増の3.44億円、営業利益は同30.3%減の0.74億円となった。「SI Object Browser」と「SI Object Browser ER」は、ソフトウェア開発の生産性を向上させるツールとして業界で多く利用され、安定した収益源となっている。統合型プロジェクト管理ツール「OBPM」は、プロジェクト管理を合理化するツールとして着実にユーザーを増やし、導入実績は220社を超えた。2021年3月から販売開始したクラウドサービス「OBPM Neo」は、IT業界だけでなく製造業やエンジニアリング業にも利用が広がっている。アプリケーション設計ツール「SI Object Browser Designer」は、ソフトウェア開発におけるCADという新しい発想の製品で、特許も取得している。2019年6月からクラウドサービスとして販売を開始し、設計作業の生産性を大幅に向上させるツールとして着実にユーザーを拡大している。



E-Commerce事業の売上高は前年同期比81.0%増の6.09億円、営業利益は同324.2%増の2.29億円となった。コロナの巣ごもり需要によりEC市場は非常に活況で、同事業も計画を上回るペースで進捗している。2021年8月から、EC 事業者向け「SDGs支援プログラム」を開始した。SDGs達成に取り組むEC事業者に対し、「SI Web Shopping」のライセンス料を最大87.5%割引で提供するプログラムとなっている。またSDGsの目標を支援する機能を「SI Web Shopping」に順次実装していく計画としている。



ERP・AI事業の売上高は前年同期比1.3%増の14.89億円、営業利益は0.76億円(前年同期は0.01億円の利益)となった。同社は「GRANDIT」の企画・開発から携わった開発力と業務知識を強みに、アドオンモジュールを自社で開発し、同社の顧客だけでなく他のコンソーシアム企業にも販売している。製造業、工事・エンジニアリング業などの業種向けに販売数が増えている。また、2019年3月からは「GRANDIT Saas」業種特化型ERPサービスをサブスクリプションモデルで提供しており、中小企業も含めてターゲット範囲を拡大している。なお、新事業として、2018年10月からディープラーニング異常検知システム「AISI∀ Anomaly Detection(アイシアAD)」の販売を開始している。



その他の事業の売上高は前年同期比10.7%増の0.18億円、営業損失は0.53億円(前年同期は0.22億円の損失)となった。プログラミングスキル判定サービス「TOPSIC」は、2018年から新規事業としてスタートし、中途採用における受験者のスクリーニングや社員のプログラミング教育などのニーズをとらえて、契約社数は順調に増加している。2021年2月から、データベース言語であるSQLのスキルを判定する「TOPSIC-SQL」をリリースした。また、イベント事業として2018年から注力しているプログラミングコンテスト「PG Battle」は、業界内外からも高い注目を集めるイベントとしての地位を確立している。なお、第4回目となる今年は過去最多の37社から協賛されている。研究開発投資として、2つの新製品開発に向けた研究開発を実施しており、新事業のクラウドサービスとして当期中に販売開始する見込みとしている。



2022年2月期通期の業績予想については、売上高が前期比13.9%増の48.50億円、営業利益が同51.2%増の6.30億円、経常利益が同50.1%増の6.36億円、当期純利益が同51.8%増の4.45億円とする期初計画を据え置いている。