EMシステムズ<4820>は10日、2021年12月期第3四半期(21年1月-9月)連結決算を発表した。売上高が103.86億円、営業利益が11.72億円、経常利益が17.62億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が12.51億円となった。2020年度より決算期を3月31日から12月31日に変更したため、2020年4月から12月までの9ヶ月間を「前年同期比」として算出した参考数値と比較している。



調剤システム事業及びその関連事業の売上高は前年同期比7.6%増の80.16億円、営業利益は同10.9%増の11.97億円となった。オンライン資格確認システムの導入設置拡大及び既存システム販売件数の増加により、初期売上高が増加している。また、顧客数の増加に伴う課金売上高も増加している。



医科システム事業及びその関連事業の売上高は前年同期比10.1%増の14.27億円、営業利益は0.20億円(前年同期は0.35億円の損失)となった。全国的な販売チャネルの拡充を図るべく、クリニックの市場開拓を従来の手法に加え、Webマーケティングを活用し幅広いアプローチを行っている。オンライン資格確認システムの導入設置拡大により初期売上の増加に加え、既存システムの販売増加及び、「MAPs for CLINIC」などの導入による課金顧客数の着実な増加により、課金売上高も順調に伸びている。



介護/福祉システム事業の売上高は前年同期比14.4%増の4.30億円、営業損失は0.35億円(前年同期は0.14億円の損失)となった。大型施設への「すこやかサン」の導入に加え、ライセンス数の増加による課金売上が堅調に推移している。一方、介護法改正により、新システム開発要員を改正対応に投入したため、「MAPs for NURSING CARE」の新規開発が一時減少し、製造原価が増加している。



その他の事業の売上高は前年同期比9.8%減の5.19億円、営業損失は0.33億円(前年同期は0.07億円の損失)となった。新型コロナウイルス感染症拡大で処方箋枚数が減少したことを受け、薬局事業の売上高と営業利益がともに減少したことに加え、貸会議室の運営体制の変更に伴い、貸会議室の売上高がその他の事業の売上高及び営業利益の算出対象外になり、売上高と営業利益がともに減少している。また、キャッシュレス事業の初期展開で販管費が増加している。



2021年12月期通期の連結業績予想については、売上高が139.74億円、営業利益が15.08億円、経常利益が20.17億円、親会社株主に帰属する当期純利益が13.57億円とする期初計画を据え置いている。2020年度より決算期を3月31日から12月31日に変更していることに伴い、対前期増減率は記載していない。