■今後の見通し



ダイキアクシス<4245>の2021年12月期の通期見通しは、期初予想を据え置いた。売上高が前期比2.2%増の35,400百万円、営業利益で同10.0%増の1,150百万円、経常利益で同7.3%増の1,300百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同46.7%増の700百万円を予想している。



事業別予想売上高及びセグメント利益も変更はない。前期比増減額は、環境機器関連事業が1,169百万円増、住宅機器関連事業が151百万円増、再生可能エネルギー関連事業が87百万円増、その他事業が657百万円減となる。その他事業の減収は、DAD譲渡による土木及び賃料収入が剥落するためである。環境機器関連事業は、国内排水処理システムの増加とストックビジネスでの安定的成長が期待される。海外売上高は、インドを中心とした拡大を前提に前期比72.7%増の1,731百万円を予想している。住宅機器関連事業は、全般的な売上回復と買収した子会社収益を見込む。再生可能エネルギー関連事業は、前期稼働の太陽光発電設備の通期にわたる寄与が見込まれるものの、伸び率は鈍化するとしている。



2021年12月期第2四半期実績の通期予想に対する進捗率は、売上高が54.0%、経常利益で66.5%となる。半期ベースのデータが得られる2014年12期から2020年12月期までの7期における第2四半期実績の平均進捗率は、売上高が49.8%、経常利益が55.1%であった。2021年12月期は、第2四半期が好決算であったにもかかわらず通期予想を据え置いたため、下期の予想は前年同期比5.4%の減収と4.2%の経常減益となる。2021年12月期の上期・下期の比較では、売上高が上期の19,117百万円から下期は上期比14.8%減の16,282百万円へ、経常利益が864百万円から同49.7%減の435百万円とほぼ半減する予想となる。前期にコロナ禍により遅れた案件が当上期にずれ込んだという要因があり、国内外でもコロナ禍に伴う措置がとられたものの、下期に利益が急減する状況には至っていない。そのため、弊社は通期予想が上方修正される公算が大きいと予想している。インドでは、1日当たりの感染者数が2021年5月のピーク時に40万人を超えたが、同年10月は2万人割れとなりピークの5%程度の水準まで低下した。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)