■今後の見通し



● 2022年3月期通期連結業績予想の概要

SIGグループ<4386>の2022年3月期通期連結業績予想は2021年11月11日付で上方修正して、売上高が4,930百万円、営業利益が359百万円、経常利益が400百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が266百万円としている。従来予想に対して、売上高は230百万円、営業利益は54百万円、経常利益は53百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は35百万円、それぞれ上回る見込みとした。



2021年3月期の非連結業績との比較で見ると、売上高は12.1%増収、営業利益は10.5%増益、経常利益は24.6%増益、親会社株主に帰属する当期純利益は11.3%増益となる。営業利益は従来の小幅減益予想から一転して2ケタ増益予想となった。



売上面はシステム開発事業、インフラ・セキュリティサービス事業とも引き続き好調に推移する見込みだ。コスト面では、人員増による人件費の増加(従業員数が2020年6月末417名から2021年6月末438名に増加)や、持株会社への移行関連費用の発生、さらに先行投資などで費用が増加するが、増収効果や受託案件増加などによる利益率改善などで吸収する見込みだ。なお営業外収益では持分法による投資利益47百万円の計上を見込んでいる。



事業別売上高の計画は、システム開発事業が前期(非連結)との比較で13.8%増の3,800百万円(従来予想は3,570百万円)、インフラ・セキュリティサービス事業が7.3%増の1,129百万円(同1,129百万円)としている。システム開発事業は、製造系の請負案件が下期も増加し、公共系、エネルギー系、サービス系の主要領域も好調に推移する見込みだ。インフラ・セキュリティサービス事業は、2021年4月1日にスタートしたCSソリューションセンターのプロジェクトを中心に、クラウドソリューションが順調に伸長する見込みだ。



修正後の通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が47.5%、営業利益が38.2%、経常利益が43.2%、親会社株主に帰属する四半期純利益が48.5%となる。やや低水準だが、第4四半期の構成比が高い収益特性があることを勘案すれば順調な水準と考えられる。高水準の企業IT・DX投資も勘案すれば全体として保守的な印象が強く、弊社では会社予想に再上振れ余地があると考えている。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)