■今後の見通し



1. 2022年3月期の業績見通し

2022年3月期業績についてアルファ<3434>は、2021年11月に連結業績予想の修正を発表し、売上高52,000百万円(前期比9.2%増)、営業利益500百万円(同42.3%減)、経常利益600百万円(同42.9%減)、親会社株主に帰属する当期純利益300百万円(同33.9%増)とした。修正の理由としては、世界的な半導体需要の逼迫による自動車減産等の影響や原材料価格の高騰等による。なお、営業利益と比較して経常利益の減額が少ないのは、為替差益が期初予想を上回る見込みであるためだ。全体として、修正値は不確実性を加味し中期経営計画の見直しと同時に開示していることからその確度は高く、達成可能な水準であると弊社では見ている。



2. 事業セグメント見通し

(1) 自動車部品事業

自動車部品事業の売上高は41,000百万円(前期比6.5%増)を見込んでいる。世界的な半導体需要の逼迫を受け、主要得意先の減産等の影響を受ける見込みであることから、期初計画を見直した。営業利益予想の開示はないが、売上減少に伴う利益減少に加え、原材料価格高騰や物流費高騰などの影響を受けることから、利益減額はすべて自動車部品事業の減少を想定していると弊社では見ている。



(2) セキュリティ機器事業

セキュリティ機器事業の売上高は11,000百万円(前期比20.6%増)を見込んでいる。住設機器部門は戸建て住宅向け電気錠が堅調に推移していることから、期初予想を上方修正したと見られる。一方、ロッカーシステム部門はコロナ禍によるインバウンド不振の影響を受けるなど、厳しい環境が続いていることから、ロッカーシステム部門の業績を住設機器部門で補う格好となりそうだ。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)