■今期の見通し



ムサシ<7521>の2022年3月期通期の連結業績は、売上高35,646百万円(前期比17.8%増)、営業利益1,284百万円(前期は97百万円の損失)、経常利益1,302百万円(同24百万円の利益)、親会社株主に帰属する当期純利益742百万円(同28百万円の損失)と予想されている。主力の選挙システム機材が大幅増収となることに加え、その他事業もコロナ禍からの回復もあり増収が予想されている。増収に伴い、営業利益、経常利益は大きく回復する見込み。



分野別では、「選挙システム機材」では、衆議院選挙向け機器やシステムの販売が順調に推移する見込みで、通期売上高(単体ベース)では5,249百万円(前期比125.0%増)と予想されており、同事業の過去最高額となる見込み。「情報・産業システム機材」の売上高(同)は、8,075百万円(同18.3%増)が見込まれている。注目される「メディアコンバート事業」については、上半期は案件の進捗遅れで減収となったが、通期では前年実績を上回る4,726百万円(同17.6%増)と予想されている。「印刷システム機材」については、自社開発ソフトやレーザー加工機の拡販に注力する方針で、通期売上高(同)は9,183百万円(同8.6%増)の見込み。 「金融汎用システム機材」については、環境変化に対応した機器の拡販に注力する方針で、通期売上高(同)は1,346百万円(同23.8%増)と予想されている。「紙・紙加工品」では、堅調な需要が見込まれる紙器用板紙の拡販に一層注力し、通期売上高(同)は4,758百万円(同7.6%増)を見込んでいる。



これらの結果、連結セグメント別売上高は、情報・印刷・産業システム機材が19,926百万円(前期比9.6%増)、金融汎用・選挙システム機材が6,706百万円(同92.1%増)、紙・紙加工品が8,740百万円(同5.1%増)、不動産賃貸・リース事業等が273百万円(同0.0%)と予想されている。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)