ナノキャリア<4571>は22日、新規耳科用抗菌薬ENT103について、セオリアファーマが外耳炎及び中耳炎を適応症として製造販売承認申請を行ったと発表。



同社は、企業価値向上に向けた経営改革の一環として、後期臨床開発に集中し、収益化を重視した活動を積極的に推進している。その一つであるENT103は、薬事承認、薬価収載を経て、2023年度前半の販売開始を見込むとしている。



ENT103は、同社とセオリアファーマが共同で開発を推進してきた。同製品は「持続又は遷延する耳漏を有する中耳炎患者」を対象とした第3相臨床試験において、中耳炎の膿性耳漏を主とした臨床症状や、外耳炎の炎症所見を優位に改善することが確認されている。



WHOによると、世界の4200万人の聴覚障害(3年以上)の主な原因の一つは中耳炎とされており、国内患者調査では、2017年10月のある指定日で約30万人と報告され、高齢化が進むにつれ、患者数が増加すると予測されている。