コニシ<4956>は4月28日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比5.5%増の1,136.71億円、営業利益が同3.1%増の72.98億円、経常利益が同5.4%増の78.22億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同4.1%増の51.35億円となった。



ボンドの売上高は前期比9.1%増の636.13億円、営業利益は同5.0%減の46.06億円となった。一般家庭用分野においては、昨年の巣ごもり特需による反動減もあり売上は減少した。住関連分野においては、新設住宅着工戸数の回復に伴い、内装工事用や内装建材用接着剤の売上は増加し、産業資材分野においても、紙関連用途向けの水性接着剤や自動車・電子部品等に使用される弾性接着剤などが好調に推移し売上は増加した。また、土木建築分野においても、土木、建築補修用に使用する材料や建築用シーリング材の売上が増加するなど売上は全体的に回復し、好調に推移した。しかし、接着剤やシーリング材に使用される原材料の価格が、第3四半期以降大きく高騰しており、製品価格改定は実施しているが、利益は減少となった。



化成品の売上高は前期比13.1%増の318.44億円、営業利益は同57.8%増の9.89億円となった。化学工業分野においては、エタノール関連商材の売上が昨年の特需による反動で減少したが、樹脂原料の販売は好調に推移し、売上は大きく増加した。自動車分野においては、車載電子部品に使用される商材の売上は大きく増加した。また、電子電機分野における放熱封止材用の商材、塗料分野における商材においても、売上は増加した。丸安産業は、半導体製造に使用される商材およびコンデンサ用商材が好調に推移し、売上は大きく増加した。



工事事業の売上高は前期比14.4%減の180.20億円、営業利益は同19.1%増の16.74億円となった。昨期に大型工事案件があったため売上は減少したが、計画どおりに推移した。また、公共事業を中心としたインフラおよびストック市場の補修・改修・補強工事の受注は、好調に推移した。



その他は不動産賃貸業等となり、売上高は前期比23.5%減の1.93億円、営業利益は同91.0%減の0.17億円となった。



2023年3月期通期については、売上高が前期比7.3%増の1,220.00億円、営業利益が同4.8%減の69.50億円、経常利益が同7.3%減の72.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同86.9%増の96.00億円を見込んでいる。