日新<9066>は9日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比23.6%増の1,926.99億円、営業利益が同248.4%増の90.98億円、経常利益が同130.0%増の98.59億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同217.1%増の63.65億円となった。



物流事業の売上高は前期比25.5%増の1,889.61億円、セグメント利益(営業利益)は同125.8%増の93.72億円となった。日本のうち、航空輸出では自動車関連貨物をはじめ電子部品や化学品、半導体関連貨物等の取扱いが好調に推移し、輸入では食品、園芸関連等が堅調だった。海上輸出では化学品が堅調に推移し、輸入については食品や家電製品等の取扱いが底堅く推移した。アジアでは自動車関連貨物の取扱いがアジア全域で好調に推移した。タイでは二輪車の欧米向け海上輸出が収益に貢献したほか、プロキュアメント力の強化により海上、航空ともに輸出物量が増加した。ベトナムでは中国向け電子部品の航空輸出および米国向け家電製品の海上輸出が順調だった。中国のうち、香港では家電製品、電子部品の航空輸出の好調が続いた。海上輸出は本船の運行遅延等が発生する中、輸送スペースの確保に努め北米向け家電製品をはじめ取扱いが増加した。上海では航空輸出入貨物の取扱いが堅調に推移した。米州のうち、米国では海上コンテナ不足や港湾混雑による海上輸入貨物の国内代替輸送の継続が大きく収益に貢献した。自動車関連貨物は航空輸送が輸出入ともに好調に推移し、食品関連では航空輸出の取扱いが増加した。また、10月には米国テネシー州に自動車関連貨物の新倉庫を開設した。欧州のうち、ドイツでは家電製品の倉庫保管・域内配送業務が引き続き堅調だった。ベルギーでは自動車関連貨物の堅調な取扱いに加え、食品および医薬品関連の航空輸出も好調だった。ポーランドでは倉庫保管、域内配送業務の取扱いが増加した。オーストリアではチャーター機を使った中国からのコロナ検査キットの航空輸入が収益に寄与した。



旅行事業の売上高は前期比39.8%減の25.35億円、セグメント損失(営業損失)は10.53億円(前期は23.15億円の損失)となった。国内旅行は若干の取扱い増加が見られたものの、海外業務渡航は取扱人数の本格的な回復には至らなかった。経費削減施策については計画通り進捗した。



不動産事業の売上高は前期比6.2%増の16.09億円、セグメント利益(営業利益)は同1.5%減の7.65億円となった。昨年9月の緊急事態宣言の解除後に観光客の増加による駐車場収入が増加したが、賃貸物件の家賃収入は減少した。



2023年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比1.4%減の1,900.00億円、営業利益が同6.6%減の85.00億円、経常利益が同8.7%減の90.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.1%増の65.00億円を見込んでいる。