■業績見通し



1. 2023年2月期の業績予想

2023年2月期の業績予想についてSFPホールディングス<3198>は、売上高を前期比135.5%増の24,500百万円、営業利益を300百万円(前期は7,919百万円の損失)、経常利益を前期比0.1%減の2,200百万円、親会社株主に帰属する当期純利益を同2.6%減の1,700百万円と、売上高の一定の回復により営業増益(黒字化)を見込んでいる。また、経常利益、当期純利益がわずかに減益となるのは、一部を除き「助成金収入」がはく落※することが理由であるが、それでもほぼ同水準を維持する見通しである。



※前期からの期ずれ分やまん延防止等重点措置(2022年3月21日まで)の対応分は業績予想に含まれている。





2023年2月期がスタートした2022年3月はコロナ禍第6波の長期化により厳しい滑り出しとなったものの、助成金の受給により損失をカバーすると、4月には全店営業を再開し、売上高は徐々に回復してきた。今後も段階的な回復を見込んでおり、売上高はコロナ禍前の約70%(通年)にまで戻る想定となっている。また、出退店については、コロナ禍の収束を前提に、新規出店の再開も視野に入れているようだ。



損益面では、人材確保に向けた採用費の増加を見込んでいるものの、増収とコスト抑制の継続により営業利益の黒字化を見込んでいる。



2. 弊社の見方

弊社では、新たな変異株の懸念を含め、先行きの不透明感に対しては引き続き慎重に判断すべきと考えているが、コロナ禍の収束を前提とすれば、同社の売上高予想の前提(コロナ禍前の約70%)に無理はないと評価している。また、収益体質の強化により、損益分岐点が引き下げられていることから、売上高の回復とともに営業利益の黒字化も十分に視野に入ってくるであろう。仮にコロナ禍の収束が早まった場合、新規出店や業態転換など、成長投資再開のタイミングをどのように見極めていくのか、一方、人材の確保や原材料費の高騰など、ボトルネック(制約)となるものは何かなど、今後の回復及び再成長に向けたスピードや道筋を注意深くフォローしていくことが必要である。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 柴田郁夫)