このコンテンツは、スパークス・グループ<8739>の2022年3月期決算説明会の音声を文字に起こしたものです。なお、実際の説明会で使用された資料は、同社のウェブサイトをご覧下さい。2本に分けたコンテンツの2本目です。






【新領域への挑戦】

Q:新規ビジネスの進捗及び目標を教えていただけますか。



<阿部社長>

ファンドビジネスを強化するため、新たな成長領域への投資を続けていきたいと考えております。

AIの利用が前提となった新しい時代の成長領域は、エネルギー、医療、フィンテックの領域だと考えております。スパークスの成長をけん引する新しいビジネスの形を株主・投資家の皆様に、はっきりと見ていただけるように最善を尽くしたいと思います。



エネルギーの領域は、スパークスが過去10年築いてきた全国30か所以上の再生可能エネルギー発電所のネットワークの活用、そこで得た知見、作り上げたチームにより次の展開を考える局面に入ったと考えております。

今年は具体的に再生可能エネルギー由来のグリーン水素をつくる施設をスパークスの自己資金の投資によって、つくることを計画しています。

そして、そこから生まれる新しい水素エネルギーの使い方について、実証実験を積み上げていきたいと思います。

私もチームメンバーと一緒にこの新しいエネルギー領域を作り上げることを直接現場で実践したいと思います。気候変動、CO2フリーのエネルギーの新しい時代をけん引していくという気概をもって、日本及び世界に新しいエネルギーの領域を広げていく大きな仕事に取り組んでいきたいと思います。



医療についても、具体的に医療法人社団五葉会のご理解を得て、産婦人科病院に当社の医師資格を持った社員が常駐しコンサルティング業務および病院経営を行っており、順調に医療の質及び収益力が改善しています。

医療領域の効率的な成長は社会的な使命であり、私達投資会社として参画し貢献すべき領域であると考えております。単に病院の数や規模を大きくすることや目先の収益を追うのではなく、スパークスが今まで投資で培(つちか)った知見を活かし、患者様がより良いサービスを受け、病院のスタッフの皆様が気持ちよくサービスを提供出来き、両者に喜んでいただけるようなオペレーションを提供していきたいと思います。そこから得られる知見をさらに活かして、時代の要請をしっかり受け止めて、これまでスパークスでやってきた良い投資を実践し、立派な医療機関とそれを支える優秀な医療の専門家の方々とともに、より良い医療の発展に貢献していきたいと思います。



フィンテック、つまりデジタルとファイナンスの融合、スパークスにとってこれは、フィンテックでお金を集め、ロボットでファンドを運用する、そういうことではないと思っております。

多くの人が求める経済的により豊かな暮らしとそこにおけるテクノロジーの活用は、非常に大きな可能性を生む領域であると思っています。残念ながら、ここまでこの領域における明確かつ具体的なソリューション・ビジョンが提供されていないと私は考えています。

その領域で、スパークスに何ができるのか。小さな発見とプロジェクトを積み上げ、スパークスの回答をビジネスの形として具体的に創造し、見ていただけるビジネスユニットに作り込んでいく、スパークスだからできる新しいフィンテックの領域について、来期は具体的な活動を皆様にみていただく年になると思います。



また、量子コンピュータにつきましても、シグマアイ社とビジネスを進めており、今後4、5年でのIPOを目指しております。日本で最初の量子アニーリングを活用した具体的なビジネスの構築を目指して頑張っております。量子コンピュータについては日本政府、世界が注目されている領域で、スパークスは4年前から東北大学と共同で会社を設立しこの領域に着目し、企業化を進めてきました。来期はさらに具体的に形となって株主の皆様にご報告出来るようになると思います。



スパークスは、これまで築いてきた投資力をベースに新しいビジネスを作りこみ、パッケージ化することを過去数年間取り組んできました。来期は本格的なビジネスユニットとして動き出すであろうという実感を強く持っています。必ず大きな成果に結び付けていくという気持ちで最善を尽くします。株主の皆様からのご支援をよろしくお願い申し上げます。



【今後の課題】

Q:スパークスの今後の課題を教えていただけますか。

<阿部社長>

スパークスの誇りに思う財産は今一緒に働いている仲間であり人材です。その人材が夢をもって楽しく働ける、その結果、成長し続ける会社をつくることが、今私が目指す最大の目標です。世界で最もユニークな投資会社の原型が出来上がったと思っています。その出来上がったユニーク、かつ非常に強い、スパークスのビジネスモデルを、日本、世界に良い投資をすることによって、具体的に展開し、成長し続ける、成長して行く会社にしていきたいと思っています。



そのような大きな目標を掲げながら私は足元のことを一歩一歩進めてきました。独立系の投資会社として33年間以上生き残り成長してきた会社だと自負しております。これを100年間続けたい。そのためには100年先のこと以上に、明日のこと、明後日のことが大事、今社員とやろうとしているのは2026年に3兆円を運用する会社になることで、その過程で新しい事業の芽を創っていくことです。それはスパークスの人材をもってすれば出来ると毎日スパークスの社員に繰り返し伝えています。そういうことが出来る仲間がいることを非常に心強く誇りに思っています。



また、株主価値が成長していないことについては、欧米を含めた世界の機関投資家からもアドバイスを受けています。スパークスの潜在的価値と株式価値の間に非常に大きな差が出来ている、例えば数年で見るとスパークスの利益と時価総額との間の乖離が拡大しているとの指摘です。多くの株主の皆様もそう感じておられると思います。実態を正当に評価していただける会社となるべく全力で努力してまいります。

株主の皆様のご支援ご鞭撻、心よりお願い申し上げます。最後までご視聴いただき、ありがとうございました。

【最後に】

<阿部社長>

株主の皆様のご支援ご鞭撻、心よりお願い申し上げます。最後までご視聴いただき、ありがとうございました。