三和ホールディングス<5929>は13日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比9.8%増の4,689.56億円、営業利益が同7.3%増の354.87億円、経常利益が同6.2%増の341.22億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同7.5%増の228.42億円となった。



日本での売上高は前年同期比2.7%増の2363.76億円、営業利益は同5.0%増の244.72億円となった。三和シヤッターでは需要が強い物流倉庫やメンテサービスの回復などにより増収となった。材料費が予想以上に上昇したが売価アップに取り組み増益となり、三和システムウォールと鈴木シャッターが数量増により増益となった。



米州の売上高は同18.7%増の1391.68億円(外貨ベースでは14.5%増)、営業利益は同8.3%増の83.78億円となった。好調な住宅市場に応え増収となった。原材料価格の高騰分は売価転嫁と生産性改善等により対応し、サプライチェーンの混乱の影響を受けながらも増益を確保した。



欧州(ノボフェルム)の売上高は同18.9%増の858.24億円(外貨ベースでは11.3%増)、営業利益は同27.3%の39.35億円となった。コロナ禍からの住宅市場の需要回復により増収となった。数量増効果と売価転嫁、生産性改善等により利益も大きく改善した



アジアの売上高は同16.3%増の76.75億円、営業利益は同6.58億円改善の1.19億円となった。上海宝産三和やビナサンワの回復により前年度から大幅に回復し黒字を確保した。



2023年3月期通期については、売上高が前期比10.5%増の5,180.00億円、営業利益が同9.9%増の390.00億円、経常利益が同11.4%増の380.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同9.4%増の250.00億円を見込んでいる。売上高は各セクターともに数量増による増益を見込んでいる。営業利益は、国内では事業拡大に向けた先行投資や原材料価格の上昇が大きく、ほぼ前年並みとしている。米州では、引き続き原材料価格の上昇分は販売価格への転嫁で補い、生産性改善により増益を見込んでいる。 欧州では、原材料価格上昇分は販売価格への転嫁で補い、営業利益率は改善する見込だが、ウクライナ情勢の影響については不透明感が残っている。アジアでは各社とも黒字を見込んでいる。

また、新たな長期ビジョン「三和グローバルビジョン2030」と「中期経営計画2024」(2022-2024)を発表。「中期経営計画2024」では2025年3月期に連結売上高22年3月期比23.7%増の5,800億円、営業利益は26.8%増の450億円を目指す。

株主還元としては、2022年3月期の業績ならびに今後の事業展開等を勘案し、従来の配当予想より2.00円増配し、1株当たり期末配当金を19.0円とすること、ならびに配当性向を従来の35%目安から40%目安に変更し、2023年3月期の配当は9円配当の年間45円を予定していることも発表した。