平山ホールディングス<7781>は16日、2022年6月期第3四半期(21年7月-22年3月)連結決算を発表した。売上高は前年同期比22.1%増の203.79億円、営業利益は同52.2%増の5.59億円、経常利益は同32.4%増の6.03億円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同15.1%増の3.51億円となった。



インソーシング・派遣事業の売上高は前年同期比20.1%増の166.92億円、セグメント利益は同19.3%増の10.54億円となった。自動車・建機・電子部品関連分野において、半導体等の部品供給制約と当第3四半期において発生した宮城・福島での大地震や大雪によるサプライチェーンの混乱により一部生産が先送りされたものの、当第3四半期連結累計期間はリカバリー生産により旺盛な需要があったこと、医療機器分野の増産による増員に加え新規取引先を順調に獲得できたこと、住設関連部材、農業用機械及び物流等が好調だったことから、概ね計画どおりの売上高となった。また、利益面では、現場改善を継続して行い収益改善に努めるとともに、上記の新規・既存受注が好調であったことから積極的に人材採用を進め、人材教育に資源を投入することで、増益を確保した。



技術者派遣事業の売上高は前年同期比22.9%増の16.04億円、セグメント利益は同34.0%増の0.42億円となった。顧客ニーズに対応するため、新たに研修センターを開設し経験者へのステップアップ研修や未経験者の教育・育成プログラムの構築など、技術者確保の仕組みを強化・活用した。利益面では、コロナ禍後の業容拡大を見据えて増員したことで、教育コストがかさんだものの、前期より黒字化したITエンジニア派遣部門が貢献したことから前年同四半期比では増益となった。



海外事業の売上高は前年同期比50.0%増の15.77億円、セグメント利益は0.37億円(前年同期は0.58億円の損失)となった。タイにおける平山グループの派遣従業員数は、顧客ニーズを捉え、2021年12月時点で前年同月比31.2%増となった。利益面では、前期からの受注単価の引き上げと高利益率の案件獲得に注力するとともに、効率的な運営体制を構築したことが功を奏し、黒字転換を果たした。



その他事業の売上高は前年同期比13.5%増の5.05億円、セグメント利益は同20.5%増の0.52億円となった。現場改善コンサルティング事業及び海外からの研修ツアーが、WEBセミナー及びリモート指導事業の取組みを積み重ねた結果、9月以降は国内外からの引き合い、問合せが増え続け、安定した売上が期待できる状況になった。現場改善コンサルティング事業は国内製造関連に加え、これまで開拓があまり進んでいなかった中近東、アフリカと東南アジアを中心に顧客開拓が進み、着実に売上高に寄与し始めている。さらに、新規工場設置ニーズを捉え、工場立上げの支援コンサルティングを展開している。



2022年6月期通期の連結業績予想については、売上高は前期比12.8%増の260.00億円、営業利益は同27.8%増の6.80億円、経常利益は同5.3%増の6.80億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同1.6%増の4.20億円とする期初計画を据え置いている。