冨士ダイス<6167>は16日、2022年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比18.4%増の168.74億円、営業利益が11.13億円(前期は0.96億円の利益)、経常利益が同300.2%増の12.02億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同68.7%増の7.90億円となった。



顧客の生産活動が想定を上回って堅調に推移したことや費用低減に努めたこと等により、売上高及び各段階利益とも2022年2月10日に公表していた業績予想を上回る結果となった。

超硬製工具類の売上高は前期比10.7%増の43.44億円となった。冷間フォーミングロール、押出金型、棒鋼・線材用ダイスの販売が堅調に推移した。また、熱間圧延ロールの販売が低調となったものの、工作機械向け異型ダイス、刃物工具の販売が増加した。

超硬製金型類の売上高は前期比17.0%増の39.84億円となった。半導体関連需要の拡大が続いたことにより、関連する金型の販売が好調に推移した。また、自動車部品用金型の販売が堅調に推移し、特に車載電池用金型が大きく増加した。光学素子成型用金型の販売も増加した。

その他の超硬製品の売上高は前期比22.7%増の42.56億円となった。半導体関連需要の拡大が続いたことにより、関連する金型素材の販売が好調に推移した。また、自動車の電動化に伴いモーターコア金型素材の販売や海外向け電池用金型素材の販売も増加した。

超硬以外の製品の売上高は前期比24.4%増の42.88億円となった。引抜鋼管の販売や放電加工用銅タングステン電極、鋼製自動車部品用金型、KF2製混錬工具の販売が堅調に推移した。



2023年3月期通期については、売上高が前期比2.9%増の173.6億円、営業利益が同2.3%増の11.4億円、経常利益が同0.6%増の12.1億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.7%増の8.2億円を見込んでいる。