■業績動向



1. 2022年3月期の業績概要

ウェーブロックホールディングス<7940>の2022年3月期の連結業績は、売上高で前年同期比28.2%減の21,002百万円、営業利益で同56.4%減の649百万円、経常利益で同36.8%減の903百万円、親会社株主に帰属する当期純利益で同72.6%減の655百万円となった。2021年3月期末にインテリア事業をサンゲツに譲渡したことによる。なお、既存事業の2021年3月期参考値との比較で見ると、売上高で4.1%増、営業利益で8.4%減、経常利益で5.2%減、親会社株主に帰属する当期純利益で5.3%増となった。



既存事業ベースの営業利益増減要因を見ると、アドバンストテクノロジー事業が金属調加飾フィルムや高透明二層シートの増収等により267百万円の増益となった一方で、マテリアルソリューション事業が原材料価格高騰の影響等により292百万円の減益となり、全体で59百万円の減益となった。また、会社計画比では売上高で3.0%上回った一方で、営業利益は13.4%下回った。売上高はマテリアルソリューション事業、アドバンストテクノロジー事業とも計画をやや上回ったものの、営業利益は原材料価格高騰の影響を強く受けたマテリアルソリューション事業が計画比120百万円下回ったことが未達要因となった。なお、原材料価格の指標となるナフサ価格の平均価格(2021年1月-12月)は、前期実績の32,800円/kl、期初想定の35,000円/klに対して50,200円/klまで上昇した。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)