■ウェーブロックホールディングス<7940>の業績動向



3. 財務状況と経営指標

2022年3月期末の総資産は前期末比1,836百万円減少の24,255百万円となった。主な増減要因を見ると、流動資産では棚卸資産が984百万円増加した一方で、現金及び預金が2,920百万円、営業債権が739百万円それぞれ減少した。固定資産では主に有形固定資産が356百万円、WITを持分法適用関連会社にしたことによる持分法投資利益の計上等により投資有価証券が233百万円増加した。



負債合計は前期末比1,308百万円減少の10,494百万円となった。有利子負債が869百万円減少したほか、未払法人税等が271百万円、未払消費税等が131百万円それぞれ減少した。純資産合計は前期末比528百万円減少の13,761百万円となった。親会社株主に帰属する当期純利益の計上655百万円に対して、配当金支出295百万円、自己株式の取得等により984百万円が減少要因となった。



経営指標を見ると、有利子負債の減少により有利子負債比率が前期末の35.2%から30.2%に低下し、自己資本比率が同54.6%から56.6%に上昇するなど、財務体質の改善が進んでいる。2022年5月にはWITの株式をすべて譲渡し、約25億円の投資有価証券売却益が発生する見込みとなっており、売却で得た資金を有利子負債の返済だけでなくM&Aを含めた成長投資に活用し、インテリア事業の譲渡で落ち込んだ収益水準を再度拡大していく戦略だ。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)