■業績動向



1. 2022年3月期の連結業績概要

(1) 損益状況

萩原電気ホールディングス<7467>の2022年3月期の連結業績は、売上高が158,427百万円(前期比23.9%増)、営業利益が4,356百万円(同25.6%増)、経常利益が4,335百万円(同21.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益が2,876百万円(同24.3%増)となった。



主要顧客である自動車メーカーの生産が前期に比べて堅調だったことに加え、一部製品の商流移管があったことなどから大幅増収となった。セグメント別では、デバイス事業、ソリューション事業ともに増収増益となった。



売上総利益率は9.2%と前期比で0.1ポイント低下したが、これは製品構成の変化(デバイス事業の売上高比率の上昇)や新商材の拡販に努めていることなどによる。新商材は既存事業と比較して相対的に利益率が低いため、新商材の売上高が増えると全体の売上総利益率は低下するが、「まずはトップライン(売上高)を増やす」という同社の方針に沿ったものであり、懸念される内容ではない。一方で販管費は、人件費や研究開発費に加えて、物流費や商流移管に伴う移管補償金などにより前期比21.8%増加したが、売上総利益の増加(同22.9%増)を下回ったことから、最終的に営業利益は大幅増益となった。



営業利益の増減要因を分析すると、増収に伴う売上総利益の増加が23億円、スポット案件による利益増が4億円、販管費の増加による減益が18億円であった。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)