■中長期の成長戦略



1. 中期経営計画

2019年6月にアルファ<3434>は、2023年の創業100周年に向け、2020年3月期から2023年3月期を対象期間とする中期経営計画(MP2022)を策定した。このなかで、2023年3月期売上高70,000百万円(うち、自動車部品事業57,000百万円、セキュリティ機器事業13,000百万円)、営業利益率6.0%以上の達成を目標とし、達成に向けた基本方針として、成長のための「新事業・新製品開発」、安定性確保のための「収益基盤の強化」、成長と安定を実現するための「人材育成」を掲げた。



しかしながら、その後の世界的なコロナ禍の影響を受け、半導体需給の逼迫による自動車の減産、原材料供給問題や価格高騰の影響等により、2021年11月に中期経営計画最終目標の見直しを行った。ところが、2022年3月期は想定以上に自動車生産調整が長引き、営業利益で減益を余儀なくされた。さらに2022年はウクライナ問題、中国上海でのゼロコロナ政策によるロックダウンが実施され、自動車生産の回復遅延、またセキュリティ機器事業では主要顧客の生産計画見直しもあり、2022年5月に見通しを再度修正した。中期経営計画最終年度にあたる2023年3月期に売上高60,000百万円、営業利益1,800百万円を目指す。ただし、中期経営計画で掲げた基本方針は継続する方針である。また、当初計画(売上高70,000百万円、営業利益率6.0%以上)は、2年遅れの2025年3月期に達成する見込みだ。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 岡本 弘)