ネクスグループ<6634>は14日、2022年11月期第2四半期(21年12月-22年5月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比6.4%減の21.51億円、営業利益が4.74億円(前年同期は3.24億円の損失)、経常利益が5.45億円(同2.55億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が同11.1%減の3.23億円となった。



同社グループは「慢性的な営業赤字の解消」と「財務基盤の強化」を目的とした、事業構造改革を推進し、インターネット旅行事業及びブランドリテールプラットフォーム事業の全株式を譲渡し撤退した。あわせて、今後の収益の柱となる新事業への進出も進めており、デジタルコンテンツ分野では、長年出版業界で事業を行ってきた實業之日本社の電子書籍部門の受託業務を行う実日デジタルを子会社化し、メタバース分野ではVRゲーム・コンテンツの開発などを行うワイルドマンを持分法適用関連会社化している。



メタバース・デジタルコンテンツの売上高は0.14億円、営業損失は0.14億円となった。実日デジタルは、電子書籍配信サイト、Web漫画サイト、漫画アプリなどが主な取引先となり、第2四半期連結累計期間においては出版業界の商習慣として、売上計上が2ヶ月後に計上されることから、5月の概ね1ヶ月分のみの売上げ計上となった。一方でのれん代の償却を3ヶ月分計上したことから、第2四半期連結累計期間においては営業損失を計上しているが、第3四半期以降は、単月・累計期間ともに黒字化する見込みになっている。今後は、売上増強のため図書館向けや学校向けのサブスクリプション・サービスや、市場が拡大しているオーディオブックにコンテンツ投入を進める。



IoT関連事業の売上高は前年同期比8.3%増の2.55億円、営業損失は0.19億円(前年同期は0.85億円の損失)となった。ネクスは、培ってきた自動車テレマティクスをはじめとする様々な分野に対するIoT技術をベースに「IoT×ブロックチェーン技術」「IoT×AI技術」など、「IoT×新技術」を活用した新たなサービスの提供を目指している。既存製品は、NTTドコモの取扱製品として全国のドコモショップ及びドコモオンラインショップにて販売されているUSB型LTE/3Gデータ通信端末「UX302NC-R」の売上が増加している。



インターネット旅行事業は、前述した株式の譲渡により、当第2四半期連結累計期間では、連結対象から除外されていることから、売上高は1.00億円(前期比45.9%増)、営業損失は0.21億円(前期は0.96億円の損失)となった。



ブランドリテールプラットフォーム事業は、前述した株式の譲渡により、当第2四半期連結累計期間では、連結対象から除外されていることから、売上高は9.83億円(前期比44.3%減)、営業損失は1.25億円(前期は2.44億円の損失)となった。



暗号資産・ブロックチェーン事業の売上高は7.76億円(前年同期は2.24億円)、営業利益は7.76億円(同2.22億円の利益)となった。一部暗号資産の売却を行ったことで、営業利益を計上している。



2022年11月期通期の連結業績予想については、依然として新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う先行き不透明な現在の状況が同社グループの事業活動や経営成績に影響を及ぼす可能性があり、また同社グループの事業構造改革における新規事業の整備または事業再編による影響も踏まえた業績予想について、現時点で適正かつ合理的に算定することが極めて困難なことから、開示していない。今後、合理的な算定が可能となった段階で改めて公表するとしている。