ナノキャリア<4571>は20日、同社が国内開発を担当する遺伝子治療用製品「VB-111」について、プラチナ製剤抵抗性再発卵巣がんを対象とした国際共同第3相臨床試験におけるトップラインデータを受領し、無増悪生存期間(PFS)および全生存期間(OS)の統計的に有意な改善という主要評価項目を達成できなかったと発表した。



同治験は、VBL Therapeutics(イスラエル)と共同で実施中だが、同結果に基づき、OVAL試験の終了に向けた手続きを進めるとしている。



同社は、引き続き、成長戦略として数年以内に上市が見込める後期臨床製品や欧米で承認されているが日本では未承認薬などを中心に拡充していくとしている。

既に製造販売承認申請中のENT103(中耳炎・外耳炎を対象)は来年には販売できる見通しで、核酸医薬については、mRNA医薬(変形性膝関節症)および ASO医薬(脳腫瘍)の2023年度の臨床入りに向け開発を推進している。また、複数の企業と mRNA、ASO 医薬に関する共同研究も開始しており、さらなる共同研究・開発の拡充を目的として活動中であり、これらにより初期ステージから持続的に収益を得る予定としている。