ファンペップ<4881>は29日、オーストラリアにて実施している抗体誘導ペプチド「FPP003」の尋常性乾癬を対象疾患とする第1/2a相臨床試験について、最終被験者の最終観察日が終了(LPO)したことを発表。今後、同試験のすべてのデータを収集し、解析を行う予定。速報結果は、2023年第1四半期(2023年1月〜3月)に開示する見込みとしている。



抗体誘導ペプチドは、患者の体内で抗体産生を誘導することで、治療効果を期待するペプチド治療ワクチン。化学合成で製造可能で、製造コストを抑制でき、投与後は患者の体内で免疫細胞が一定期間持続的に抗体を産生するため、薬剤投与間隔も長いことが期待される。



FPP003は、同社と住友ファーマ<4506>との共同研究により創生した開発化合物で、両社は、北米での全疾患を対象とする独占的開発及び商業化権に関するオプション契約を締結している。同社は、日本を含む北米以外の地域については同社が優先交渉権を保有している。



同社は、高額な抗体医薬品に対して医療費を抑制できる代替医薬品として抗体誘導ペプチドを開発し、先進国で深刻化する医療財政問題の解決や患者の負担軽減に貢献していく。