■業績動向



1. 2022年7月期の業績概要

アクシージア<4936>の2022年7月期の連結業績については、売上高8,215百万円(前期比42.0%増)、営業利益1,633百万円(同18.1%増)、経常利益1,746百万円(同27.4%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,116百万円(同28.6%増)となり、過去最高業績を達成した。また、期初計画比では売上高で15.4%、営業利益で11.4%、経常利益で22.7%、親会社株主に帰属する当期純利益で20.1%上振れて着地した。



売上高については、主戦場の中国EC(越境ECを含む)が前期比48.7%増の6,088百万円と好調に推移し、全体を牽引した。上海ロックダウンや各種規制強化による逆風があったものの、計画どおり広告宣伝費を先行的に投下したことで売上拡大に成功した。中国ECの内訳では、主力チャネルの「Tmall Global」が同53.4%増の2,185百万円と伸長したことに加え、2022年7月期に旗艦店を出店した「Douyin」の上乗せ(1,054百万円)が寄与した。また、中国EC3大イベント※1である「W11」「3.8」「618」では、すべてにおいて過去最大の成果(GMV※2)を記録した。一方、国内はEC戦略への転換が奏功したほか、ユイット・ラボラトリーズの業績寄与により、同52.7%増の585百万円となった。ブランド別では、主力の「AXXZIA」が同38.9%増の3,739百万円増、「AGtheory」が同38.5%増の2,906百万円増、美白訴求製品(「サンスクリーン」「ホワイトアミノズ」「ザ ホワイト ドリンク」)」が同51.0%増の983百万円増といずれも伸長した。



※1 毎年11月11日に中国で行われる独身の日(シングルデー)を祝う中国最大のECセール「W11」、3月8日の「国際女性デー(International Women's Day)」に合わせて行われる女性関連製品のECセール「3.8」、中国のECサイト「JD.com」による、毎年6月18日付近に開催されるECセール「618」のこと。

※2 Gross Merchandise Valueの略で、流通取引総額のこと。





利益面では、広告宣伝費1,578百万円(前期比99.0%増)、支払手数料1,252百万円(同86.9%増)など、期初計画どおり先行投資を実施した結果、販管費は4,587百万円(同70.4%増)となった。販管費率は計画よりも増加したものの、原価率低減などもあって計画を上回る増益となり、高い利益率を維持した。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 角田秀夫)