■業績動向



2. 財務状況と経営指標

unerry<5034>の2022年6月期の財務状況を見ると、総資産は前期末比257百万円増加の1,203百万円となった。主な増加要因を見ると、流動資産では受取手形、売掛金及び契約資産(前期は売掛金)が97百万円、当期純利益の計上によって現金及び預金が100百万円増加した。固定資産では、繰延税金資産が71百万円発生した一方で、敷金及び保証金が30百万円減少した。



負債合計は前期末比96百万円増加の382百万円となった。主な増減要因を見ると、流動負債では買掛金が86百万円、未払金が16百万円増加した一方で、前受金18百万円が当期は発生しなかった。固定負債では、長期借入金が20百万円減少した。純資産合計は前期末比161百万円増加の820百万円となった。当期純利益の計上によって、繰越利益剰余金が143百万円増加した。



経営指標を見ると、流動比率と固定比率がそれぞれ406.0%、9.2%と非常に健全な数値になっており、長短の手元流動性に問題はないと弊社は考える。また、自己資本比率は67.9%と非常に高い数値である。利益をしっかりと出すことができるビジネスモデルに加えて、財務状況が健全な点も評価できる。また、今後は自己資本の厚みが増していくと弊社は考える。SaaS方式など同社ビジネスの収益性が高いためだ。社歴を重ねるにつれて財務の厚みが増していくことが期待される。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 清水陽一郎)