■業績動向



1. 2023年3月期第2四半期累計業績の概要

G-7ホールディングス<7508>の2023年3月期第2四半期累計の連結業績は、売上高で前年同期比4.5%増の85,595百万円、営業利益で同2.8%減の3,181百万円、経常利益で同2.9%減の3,373百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益で同10.1%減の2,198百万円となった。精肉事業やミニスーパー事業の売上低迷や光熱費の負担増(前年同期比3億円強の増加)が響いて減益となったが、主力の業務スーパー事業や車関連事業の拡大により、売上高は連続で過去最高を更新した。なお、特別損失として役員退職慰労金500百万円を計上したため、親会社株主に帰属する四半期純利益は2ケタ減益となっている。



会社計画(非開示)比でも精肉事業やミニスーパー事業の収益が下振れたことや、光熱費の増加により売上高、各利益ともに若干下回ったようだ。光熱費については、電気料金の値上げを主因とした計画比でも1億円強増加しており、光熱費の増加がなければ経常利益は増益を確保できたと見られる。



第2四半期累計期間における新規出店は10店舗、退店が11店舗となり、総店舗数は前期末比1店舗減の599店舗、前年同期比では7店舗増となった。不採算となっていた「めぐみの郷」を7店舗、「リコス」を4店舗それぞれ退店した。



(1) 車関連事業

車関連事業の売上高は前年同期比11.3%増の18,609百万円、経常利益は同14.8%増の705百万円と2年連続の増収増益となり、会社計画比でも若干上回ったものと見られる。



事業会社別の業績動向を見ると、主力のG-7・オート・サービスは売上高で前年同期比3.9%増、経常利益で同51.9%増となった。好採算のタイヤ販売が値上げ実施による落ち込みも少なく好調に推移したことで、利益率も1ポイント程度改善し会社計画を上回った。カテゴリー別売上動向を見ると、カーAVが同15.8%減、アクセサリーが同10.5%減と低調だったものの、値上げ効果によりタイヤが同16.7%増となったほか、新車の供給不足による中古車の単価上昇等を背景に車買取販売も同18.7%増と好調だった。既存店の月次売上動向を見ると、タイヤ値上げ前の駆け込み需要の反動減で2022年9月に前年同月比2.2%減と落ち込んだのを除けば1ケタ増と堅調に推移し、オートバックスグループ全体の動向と比較してもほぼ同様の動きとなった。第2四半期末の「オートバックス」店舗数(国内)は、前期末比横ばいの69店舗となった。



G-7バイクワールドは売上高で前年同期比7.0%増、経常利益で同19.8%減と増収減益となり、会社計画に対しても経常利益は若干下回った。増収要因は新規出店効果によるもので、2022年3月期下期に2店舗を出店したほか2022年9月23日に1店舗(豊橋店)を出店し、合計15店舗となった。既存店売上高は、5月以降1ケタ減ペースが続き同3.5%減となった。前年同期は新型コロナウイルス感染症拡大(以下、コロナ禍)でバイク通勤者が増加したこともあり関連商材の販売が好調だったが、こうした需要が一段落したものと見られる。利益面では出店コストの増加が減益要因となった。



海外事業のうち、マレーシアで展開している「オートバックス」「バイクワールド」の事業については、営業時間が通常体制に戻ったことを受け、売上高で前年同期比166.5%増と回復、経常損失も若干縮小した。2022年8月に各1店舗を出店し、合計6店舗となっている。「オートバックス」3店舗は赤字が続いているものの、「バイクワールド」は3店舗すべてで黒字となるなど着実に成長している。自動車輸出販売を行うG-7.CrownTradingは、円安効果に加えて新車減産による中古車価格高騰も追い風となり、売上高で同184.2%増と急回復した。経常利益は同66.3%減益となった。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)