1. 業界環境
Jストリーム<4308>同様、動画配信にトータルで対応できる専業企業はほとんどないが、部分的に類似する企業は少なくない。動画配信プラットフォームでは米Brightcove
一方、個人がスマートフォンなど動画視聴可能なデバイスを常時携帯するようになったことに加え、Wi-Fi環境の充実や5Gの普及などもあり、屋内外でインターネット動画を視聴できる環境整備が進んできた。SNSや社内ポータルなどでの動画利用の増加、動画を利用することによるコストダウンや販促効果の顕在化などが、動画配信の環境をさらに充実させている。このため、デジタル化が進んだ時代に育ったZ世代のみならず、全世代がインターネットで動画を視聴する時代となっており、動画視聴に対するニーズは急速に拡大していると言えるだろう。パイオニアかつ専業として長年蓄積してきた強みとノウハウを持つ同社は、先端技術の進化やコロナ禍をきっかけとしたデジタル化ニーズの急拡大にしっかりキャッチアップしており、製薬企業やコンテンツプロバイダ、一般企業など顧客からの期待は大きい。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 宮田仁光)