■サスメド<4263>の今後の見通し



2023年6月期通期の業績(非連結)予想は2023年2月10日付で各利益を上方修正し、事業収益が前期比64.9%増の522百万円、営業利益が132百万円の損失(前期は229百万円の損失)、経常利益が131百万円の損失(同217百万円の損失)、当期純利益が139百万円の損失(同233百万円の損失)としている。期初予想に対して営業利益を310百万円、経常利益を311百万円、当期純利益を315百万円それぞれ上方修正した。



事業収益については従来予想から変化がなく、DTxプロダクト事業で塩野義製薬からのマイルストン収入を見込み、DTxプラットフォーム事業で契約先企業からのサービス利用料収入を見込んでいる。なおDTxプロダクト事業における杏林製薬からの契約一時金の収益計上は2024年6月期以降になる見込みである。DTxプラットフォーム事業における契約企業数は14社を計画している。利益については、コストが従来予想を下回る見込み(採用計画の遅れに伴う人件費の未消化、直接応募の増加やリファラル採用の進展による採用費の抑制、下期に見込んでいた「SMD401」臨床試験のスケジュール変更や公的資金の獲得による研究開発費の圧縮など)で、各利益は前期比で損失縮小を予想している。



下期の重点施策としては、DTxプロダクト事業では医療機器製造販売承認を取得した不眠障害治療用アプリの販売戦略立案、パイプラインの開発進捗、DTxプラットフォーム事業ではブロックチェーン技術の応用領域拡大などを推進する方針だ。



(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)