ジェイリース<7187>は9日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比19.6%増の109.60億円、営業利益が同25.0%増の24.65億円、経常利益が同26.7%増の24.65億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同24.4%増の16.67億円となった。



保証関連事業の売上高は前年同期比18.5%増の107.72億円、営業利益は同23.8%増の24.62億円となった。売上面では、住居用賃料保証、事業用賃料保証ともに大都市圏や新規出店エリアでの顧客獲得、同社の強みである地域密着営業、外部企業との連携やニーズに対応した顧客の囲い込み等により、堅調に推移した。経費面では、不安定な景況感の中、与信審査及び債権管理業務等におけるコストコントロールが維持できている。医療費保証業務においては、引き続き販路拡大と営業強化に取り組み、新規取引が拡大した。



不動産関連事業の売上高は同144.6%増の2.01億円、営業利益は0.02億円(前年同期は0.18億円の損失)と4期ぶりの黒字となった。不動産仲介・管理業務及び不動産賃貸業務においては、外国籍の方々に対するサービスを中心に展開しており、販売用不動産売却による売上拡大のほか、マンスリーマンションからの収入が増加した。



2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比13.7%増の124.60億円、営業利益が同5.5%増の26.00億円、経常利益が同4.2%増の25.70億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同3.8%増の17.30億円を見込んでいる。