ブロードエンタープライズ<4415>は11日、2023年12月期第1四半期(23年1月-3月)決算を発表した。売上高が前年同期比28.9%増の6.80億円、営業損失は0.11億円(前年同期は0.32億円の損失)、経常損失は0.35億円(同1.61億円の損失)、四半期純利益は0.66億円(同1.15億円の損失)となった。



マンション向け高速インターネット「B-CUBIC」においては、新設支店や2022年度新卒が稼働し始め、パートナー企業の獲得及び連携強化を推進した結果、受注件数は堅調に推移した。マンションの付加価値向上や、管理の効率化を図るDX設備としてセキュリティカメラやスマートロックなどのIoTデバイスの導入が加速している。IoTインターフォンシステム「BRO-LOCK」においては、シンプルかつ明瞭なプラン「エントリーモデル」の販売を加速させ、新規顧客の獲得を推進した。また、施工体制の強化を図り、物件当たりの工期短縮

に努めた。それらの結果、受注件数は増加し、売上は順調に推移している。宅内IoTリノベーション「BRO-ROOM」においては、空室に悩むマンションオーナーへの提案として、パートナー企業との連携強化を進め、新規顧客獲得に注力した。



2023年12月期通期の業績予想については、同日、業績予想の上方修正を発表した。 売上高が前期比22.5%増(前回予想と変わらず)の36.66億円、営業利益が同26.2%増(前回予想と変わらず)の3.66億円、経常利益が同59.0%増(前回予想と変わらず)の2.00億円、当期純利益が同179.1%増(前回予想比63.2%増)の2.17億円としている。