キャリアリンク<6070>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が525.36億円、営業利益が76.09億円、経常利益が76.45億円、親会社株主に帰属する当期純利益が57.11億円となった。なお、2022年3月期は決算期変更に伴い、2021年3月1日から2022年3月31日までの13ヶ月決算となるため、対前期増減率は記載していない。



事務系人材サービス事業の売上高は456.66億円、営業利益は73.81億円となった。BPO関連事業部門は、地方自治体及び大手BPO事業者等からのマイナンバー関連・給付金支給関連及び福利厚生関連案件を中心に、スポット案件を含むBPO請負案件の受注が好調に推移した。CRM関連事業部門は、札幌、福岡を中心に地方支店において新規取引先開拓により様々な新規業務が受注でき、首都圏及び関西圏においては既存取引先から従来業務に加え新規業務の受注も順調に推移した。一般事務事業部門は、地方自治体向けの新規派遣案件の受注が好調に推移し、金融機関向け派遣案件の受注も順調に推移した。それの結果、BPO関連事業部門は売上高357.18億円となった。CRM関連事業部門は売上高44.57億円となった。一般事務事業部門は売上高54.90億円となった。



製造系人材サービス事業は、売上高54.83億円、営業利益2.02億円となった。前年度開設した三重県四日市等7拠点及び既存の営業拠点において新規取引先の開拓を積極的に行い、また、営業拠点間の連携強化による取引高の拡大を推進した。



営業系人材サービス事業の売上高は10.92億円、営業損失は0.02億円となった。新型コロナウイルス感染症拡大防止に関する行動制限がほぼ撤廃されたことを受けて、新規取引先の開拓及び既存取引先のシェア拡大に努めた。



その他事業の売上高は2.94億円、営業利益は0.27億円となった。



2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比18.7%増の623.65億円、営業利益が同7.9%減の70.10億円、経常利益が同8.4%減の70.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.0%減の47.99億円を見込んでいる。