日産東京販売ホールディングス<8291>は12日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比0.5%減の1,376.59億円、営業利益が同45.2%増の63.99億円、経常利益が同45.4%増の60.90億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同55.3%増の32.61億円となった。



自動車関連事業の売上高は前期比1.4%減の1,296.73億円、セグメント利益(営業利益)は同40.4%増の66.67億円となった。当連結会計年度はEVのサクラがカーオブザイヤー三冠を受賞した。また、ノート・ノートオーラは暦年に続いて年度でも電動車販売台数No.1となるなど、引き続き顧客から高い評価を得ている。同社グループでは本商品力を背景に、また、EV販売台数累計1万台超の「電動化リーダー」として電動車を中心に受注台数と収益の拡大に取組んだ。



情報システム関連事業の売上高は前期比17.3%増の76.05億円、セグメント利益(営業利益)は同44.6%増の6.12億円となった。IT投資が活況を呈する中、マネージドサービス事業が堅調に推移するとともにソフトウェアの売上が伸長した。



その他の事業の売上高は前期比6.0%増の3.80億円、セグメント利益(営業利益)は同6.3%増の1.53億円となった。不動産事業において、賃貸契約の増加および賃料改定が寄与した。



2024年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比9.0%増の1,500.00億円、営業利益が同6.2%減の60.00億円、経常利益が同6.4%減の57.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.2%増の33.00億円を見込んでいる。



また、同日、2023年3月期の期末配当金を前回予想から3.00円増配の10.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は15.00円(前期比7.00円増配)となる。