データ・アプリケーション<3848>は15日、2023年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比8.5%増の24.96億円、営業利益が同11.1%増の4.91億円、経常利益が同10.6%増の5.07億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同33.2%減の2.15億円となった。当期純利益は、本社移転に伴う特別損失の計上により減益となった。



リカーリングの売上高は前期比13.9%増の18.66億円となった。サブスクリプション売上の増加及びメンテナンス売上が堅調に推移した。総売上に占める同売上高比率は74.8%である。



パッケージの売上高は前期比4.4%減の6.14億円となった。売り切り型からサブスクリプション型の販売形態へ戦略的移行が主な要因である。総売上に占める同売上高比率は24.6%である。



サービスその他の売上高は前期比21.1%減の0.15億円となった。ソフトウェア製品販売に付随するサービスの提供等が減少した。総売上に占める同売上高比率は0.6%である。



2023年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比4.2%増の26.00億円、営業利益が同15.6%減の4.10億円、経常利益が同13.9%減の4.28億円、当期純利益が同62.8%増の3.38億円を見込んでいる。2024年3月期の機首より非連結決算に移行するため、個別業績の予想が記載されている。営業利益は、本社移転に係る移転経費等の計上の影響によるものである。



また、同日、2023年3月期の期末配当金を前回予想から1.00円増配の22.50円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は22.50円となり、株式分割を実施しているため、実質は前期比1.00円の増配となる。