レカム<3323>は15日、2023年9月期第2四半期(22年10月-23年3月)連結決算(IFRS)を発表した。売上高が前年同期比9.4%増の45.74億円、営業利益が同39.1%減の1.36億円、税引前利益が同47.7%減の1.33億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が同62.4%減の0.76億円となった。



海外ソリューション事業の売上収益は同29.5%増の21.66億円、セグメント利益は同24.1%増の1.49億円となった。脱炭素化に取り組む企業へLED照明や業務用エアコン等による省エネソリューション営業に注力し、マレーシア子会社のSin Lian Wah Lighting Sdn. Bhd.社のLED卸販売も順調に推移した。



国内ソリューション事業の売上収益は前年同期比4.2%減の21.17億円、セグメント利益は、販売費および一般管理費を削減したこと等により同94.7%増の1.28億円となった。直営店チャネルにおいては、顧客データベースを活用した効率的な営業活動を実施し、新規の顧客開拓にも注力した。独自プランによるMFPの提案営業に注力するとともに、ネットワーク強化のためのセキュリティソリューションを強化してきた。その結果、同チャネルの売上収益は同12.0%減の10.42億円となった。FC加盟店チャネルにおいては、直営店の販売手法を水平展開し、加盟店へ販売手法の共有を推し進めるとともに、販売支援を実施してきた。これらの結果、同チャネルの売上収益は同5.4%増の5.71億円となった。代理店チャネルにおいては、電力料金の引き下げ対策として主力商品のLED照明の販売掘り起しを実施した。これらの結果、同チャネルの売上収益は同4.2%増の5.03億円となった。



BPR事業の売上収益は海外への業務アウトソーシングを手控える企業があったことから、同2.6%減の2.90億円となり、セグメント利益は、減収及び円安による原価アップもあり同53.0%減の0.37億円となった。新規顧客開拓に注力するとともに、コンサルティング営業を通じてRPAやAI-OCR、BPOサービスの獲得に取り組んだ。BPOセンターにおいては、業務の自動化を推進し業務効率を高めてきた。



2023年9月期通期の連結業績予想については、売上収益が前期比17.7%増の105.00億円、営業利益が同88.9%増の7.80億円、税引前利益が同64.1%増の7.50億円、親会社の所有者に帰属する当期利益が同28.2%増の4.50億円とする期初計画を据え置いている。