セレンディップ・ホールディングス<7318>は9日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比41.1%増の94.93億円、営業利益が同933.9%増の3.97億円、経常利益が4.69億円(前年同期は0.02億円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純利益が同983.2%増の3.78億円となった。



モノづくり事業の売上高は前年同期比39.5%増の88.01億円、セグメント利益は同245.0%増の3.38億円となった。「オートモーティブサプライヤー(自動車内外装部品製造、自動車精密部品製造)」においては、半導体等の部品供給不足が解消し、自動車メーカーの国内生産が高水準で推移していることに加えて、製造スタッフの多能工化を推進し更なる生産性向上を実現し、固定費比率が低下した。「FA装置製造」においては、受注確定に遅れが生じた。「試作品製作」においては、2023年1月10日付でアペックス社の全株式を取得し連結子会社化し、当第2四半期累計期間においては、期首から取り込んでいる。



プロフェッショナル・ソリューション事業の売上高は同12.2%増の6.74億円、セグメント損失は0.76億円(前年同期は0.26億円の損失)となった。「コンサルティング」においては、事業承継課題や経営課題を抱える中堅・中小企業が今後益々増加していく社会的背景があり、中堅・中小モノづくり企業から事業承継案件、事業再生案件の同社への持ち込みが増加している。また、中堅・中小企業の基幹システムの再構築需要の増加により、ITコンサルティングのニーズも増加していることに伴い、同社コンサルティング事業部の売上は前期比60.4%増と伸長し、同セグメントの増収要因となった。「エンジニア派遣・受託開発」においては、中堅・中小企業の成長を支援するため、経営基盤の強化、エンジニアのリスキリング強化、当セグメントの成長に寄与するため同社コンサルティング事業部との連携による新しいIoTソリューションの開発とDXに注力している。



インベストメント事業の売上高は同1,075.2%増の2.40億円、セグメント利益は1.36億円(前年同期は0.33億円の損失)となった。モノづくり企業を中心とした再生型事業承継支援サービス、フィナンシャル・アドバイザリー等の企業経営サポートを積極的に進め、特にフィナンシャル・アドバイザリー案件数の増加が増収・増益に寄与した。また、2023年2月に組成した「日本ものづくり事業承継基金1号投資事業有限責任組合」からの管理業務に伴う報酬の受取も発生した。



2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比25.7%増(前回予想比13.7%増)の191.00億円、営業利益が同84.5%増(同34.2%増)の6.00億円、経常利益が同84.2%増(同73.0%増)の6.40億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同66.4%増(同126.1%増)の5.20億円としている。