昭和産業<2004>は10日、2024年3月期第2四半期(23年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比7.4%増の1,755.82億円、営業利益が同217.2%増の73.52億円、経常利益が同158.4%増の85.58億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同194.2%増の57.30億円となった。



食品事業の売上高は前年同期比9.0%増の1,435.30億円、営業利益は同230.4%増の73.20億円となった。製粉カテゴリは、輸入小麦の政府売渡価格が本年4月に平均5.8%(税込価格)引き上げられたことを受け、小麦粉製品の価格改定を実施した。小麦粉の販売数量は前年同期を上回ったが、プレミックスの販売数量については、前年同期を下回った。パスタの販売数量は外食市場中心に好調であったため、前年同期を上回った。ふすまの販売数量は、前年同期を下回った。なお、家庭用の小麦粉、プレミックス、パスタについては適正価格での販売を優先したため、販売数量は前年同期を下回った。製粉カテゴリの売上高は、価格改定に注力したことにより前年同期を上回った。製油カテゴリは、コストを踏まえた適正価格での販売活動と、長寿命オイルや油染みの少ないベーカリー用オイルなど機能的に価値のある商品提案や課題解決型営業に取り組んできた。しかし、製品価格の大幅な上昇に伴う需要減退、節約志向の高まり等により、業務用油脂の販売数量については、前年同期を下回った。家庭用油脂は、適正価格での販売を優先したため、販売数量は前年同期を下回った。製油カテゴリの売上高は、価格改定に注力し前年同期を上回った。糖質カテゴリは、連結子会社の敷島スターチやサンエイ糖化との連携を図り、上昇したコストを踏まえた適正価格での販売活動に取り組んできた。低分解水あめ、粉あめなど独自性のある商品群の拡販に努めたが、糖化品の販売数量は、前年同期を下回った。コーンスターチおよび加工でん粉の販売数量も工業用途等の需要が減少し、前年同期を下回った。糖質カテゴリの売上高は、価格改定に注力したことにより前年同期を上回った。



飼料事業の売上高は同1.6%増の296.93億円、営業利益は同23.2%減の1.19億円となった。顧客のニーズに対する提案型営業や畜産物の販売支援による畜産生産者との取り組み強化、高付加価値商材の拡販に努めてきた。昨年10月に感染が確認された鳥インフルエンザの感染拡大や猛暑が配合飼料の販売に影響を及ぼし、配合飼料および鶏卵の販売数量は、前年同期を下回った。売上高は、配合飼料の価格改定により前年同期を上回った。



その他の売上高は同7.5%減の23.58億円、営業利益は同5.6%減の6.60億円となった。倉庫業については、貨物獲得競争が激化する中、商社や主要顧客との取り組みを強化し荷役量の増加に努めたが、貨物取扱量は前年同期を下回った。



2024年3月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比1.5%増(前回予想比5.6%減)の3,400.00億円、営業利益が同139.0%増(同33.3%増)の100.00億円、経常利益が同83.9%増(同39.5%増)の120.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同15.7%増(同63.6%増)の90.00億円としている。また、通期業績予想の上方修正および財務状況を勘案し、期末配当予想を10.00円増配し1株当たり40.00円、年間配当予想を1株当たり70.00円にすることを発表した。